米国からの荷物到着が状態に戻ってきて、発送から2週間かからずに到着。Amazing SPIDER-MAN 857(56)号、858(57)号を読み終えたので早速レビュー。(Legacy Numberとカッコ内はSpencer後の号数。)
筋書をNick Spencer、画をMark Bagley、インクをAndrew Hennessy、John Dell、がそれぞれ担当。添付画像は、857号のAlien Variant。Bagleyの画。Bagleyが描くと安心して鑑賞できる。構図が良い。もちろん中身の画も非常に良い。McFarlaneの影響もあって1990年代に彼が描いたSPIDER-MANの眼はデカいのだが、今のSPIDER-MANの眼はそれ程大きくないのが良いね。
粗筋から。ASM 857号は、前号のKindred捕縛計画の種明かし篇。KingpinとNormanの取り決め等や、Sin-eaterの銃弾に唐黷ス悪人共がどうなったか等が語られる。ASM 858号はPeterの目から見たKindred篇の後始末。
定石、気に入ったシーンや台詞等のコーナー。まずは、またまたSpencerに騙されたこと。日常騙されるのは気持ちが良くないが、本や漫画で作者にまんまと騙されるのは気持ちが良いな。ASM 54LR号でNormanがSin-eaterの銃弾の影響を受けていなかったはずが、やっぱり良い人間になってるじゃん。もしくは、これも演技なのか。どっちでも面白い。もう一つ、Mary JaneがGoblinの爆弾に唐黷スのも演技だったのか。
Kingpinが囚われの身のKindredを拷問にかけるのを止めたNormanの台詞。”You can’t hurt him like I can.”この台詞の後にニヤっと笑うのだが、これが凄い。Bagleyの画の力だな。
もう一つNormanの台詞。彼がKindredの声を聞いた時の感想。”I recognized that voice. Because it was my own.”上述の通り、Norman良い人間になったかはわからないが、Kindredは、息子であるHarryであり、息子の声が自分自身の悪の声であることに今さらながら気づくシーンがこの857号で一番グッと来た。
幕間にOverdriveがCarlie Cooperに告白するシーンも良いな。
続いてASM 858号。最後の最後で謎がさらに増えて終わった。CarlieはKindredが掘り起こした死体を検視しているところで、死体が増えていることに気付いてた。これは誰なんだ。そして、Mary Jane (“MJ”)に電話した理由はなんなんだ。3つ考えられる仮説。Normanの死体。MJの死体、もう一つはPeterの死体。最後だったら怒るぞ。MJかもしれないと思ったのは、あの爆発で本当は死んでしまった可能性があるから。
Normanが過去に戻ってやりなおしたい人物像。”The mentor and father figure that young man I met all those years ago deserved instead of tormentor.” 韻を踏んでいるのが気に入ったので取り上げた。そして、どうも嘘くさい。
最後にPeterがMJの元に戻った時のMJの台詞。”This isn’t over, is it?” あまりにKindred篇が長かったので、こんな本質をついたMJの台詞は聞きたくなかった。
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