今月2回目のSPIDER-MAN。今回は直近の作品Amazing SPIDER-MAN (以下”ASM”)669号と670号についてレビューしよう。添付画像は、どちらの表紙も好きではないのだが、比較的まともな669号のものにした。
筋書きをDan Slottが、画をHumberto Ramosがそれぞれ担当している。上のASM 669号の表紙もHumbertoの作品。
#SpiderIslandが依然として続いている。マンハッタン中に蔓延っている奇病(スパイダーマン病とでも言おうか)にどんどん一般の人々が感染している。そして、さらに悪いのは、その奇病が突然変異を繰り返していること。最初は、トコジラミを媒介しての病気だったのだが、空気感染も可能となってしまった。また、感染者は最終的に蜘蛛の化け物に変化してしまう。
唯一の望みは昔は悪人で今は良いものになったAnti-Venomの血清だけ。FFのリーダーReedやSPIDER-MANの現在の雇い主ホライゾン研究所はマンハッタンの住民を救うことができるのか。また、SPIDER-MANは元カノMary Jane Watson(MJ)、今カノCalieを救うことができるのか。
SPIDER-MANの宿敵の一人Shockerが669号で出現するのだが。(添付の表紙画の通り)表紙画を良く見ると彼の手が6本あることに気付く。前述の通り最後は蜘蛛の化け物になるのだから当たり前なのだが。これって、ASM 100号でPeterがSPIDER-MANの力を失うべく自分をモルモットにした結果手が6本はえた事件へのHomageだね。
MJは最後の方まで感染していなかったのだが、最後は感染したな。Humbertoの画は総じてあまり好きではないのだが、SPIDER-MANの力を手に入れたMJが垂直にそそり立つ岩を登っていく姿は良く描けているな。(岩壁ってマンハッタンのどこにあるの?)表情も良い。そして面白いのは、今はニューヨークの市長J Jonah Jameson("JJJ”)も感染してしまったこと。SPIDER-MANを憎んでやまない人間がSPIDER-MANの力を手に入れたところが、とても皮肉で面白い。
JJJと言えば、彼のMr. Fantastic ことReedへの罵唐フ言葉が面白い。それはできない(can’t)と繰り返すReedにWe should just call you Mr. Can’t-tastic(お前はミスターキャンタスティックか)と突っ込む。アメリカでもオヤジはオヤジ・ギャグを使うんだね。
先月までわからなかった今回の事件の黒幕がわかった。The Queenってやつだ。しかし誰か全然覚えていなかった。2004年のSpectacular SPIDER-MANに出てきたやつらしい。これ絶対買って読んでるんだけどね。何かもっとすごいやつを期待していたのだが、ちょっと期待外れ。
いやー最後のシーンは酷いな。The Queenに精神的に操られてるにせよ、JJJが敵の一人を噛み殺そうとしている。最近このBlogでよく紹介しているお気に入りのャbドキャストSPIDER-MAN Crawl Space(”SCS”)の常連コメンテーターのStellaさんがあまりのおぞましい筋書きに嫌気がさして、ASMを読むのをやめて、ャbドキャストからも降板してしまった。これだな原因は。残念だ。
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