結末が気になり、連続して Amazing SPIDER-MAN (“ASM”) を読んだのでレビュー。ASM 948(54)号。今回も短め。
筋書をZeb Wells 、画をEd McGuinnessが、インクをMark Farmer、Wade Von Grawbadger他が担当。
粗筋。Norman Osbornの奸計にかかりゴブリン化したSPIDER-MAN 。Kravenの槍の穂はNormanに刺さり、Normanの過去の罪は全てPeterへと転送された。たのみの綱は、生きるコンピュータのみ。Connors博士、そしてMS. MARVELはKravenに阻まれ救出に向かえない。
いつものように気に入った台詞や場面を順不同で書いていく。彼の罪が全て抜けた後のNormanの台詞。”I’ve always hated you.” YouはGoblinなのだが、彼を打ち負かしてきたPeterも含むのかな。
そして、Goblinの台詞。”Deep down you know he’s smarter than you.” PeterはNormanより賢いことをNormanは心の奥底で知っているということ。その後正気のNormanはGoblinより賢いと応えている。だからこそ、これまでもこの二人をSPIDER-MANは倒してきたんだよね。
ASM 944(50)号での生きているコンピュータからのメッセージ、”Peter Parker is not SPIDER-MAN.”とこのコンピュータの長年の課題、”Who is SPIDER-MAN?”が最終章で生きてきている。ASM 948(54)号ではこのコンピュータがまとめてくれている。”Sins of Norman Osborn are about to learn the answer.” とそしてその答えは、”SPIDER-MAN is Peter Parker.”主語と補語とが逆転しているのがわかる。外見ではなくSPIDER-MANがSPIDER-MANであり得るのはその正体がPeter Parkerであるからだという理屈だね。
その後の見開き2ページが、Normanの罪から逃れた彼を具現化している。
この先の展開も気になるが、最大の関心は、Normanの会社Oscorpは法律上Peterのものになるのかというところか。