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アメコミとラーメン

1号の伏線が5号に活きている、Uncanny X-MEN 4号と5号



ROGUEとGAMBITが中心のX-MEN。Uncanny X-MEN 4号と5号をまとめてレビュー。添付画像はLuciano Vecchioによる4号の表紙。NIGHTCRAWLERは子供の頃から好きなキャラクター。まずまずか。

筋書をGail Simone、画をDavid Marquezが担当。Marquezの画力は凄い。特に5号の戦闘シーンは綺麗だった。嘗てほどの人気はないにせよ、X-MENに相応しい実力者だ。

粗筋をサラッと紹介。X-MENの元を去ったWOLVERINEはミュータントハンターHagに襲われ瀕死の重傷。リーダーROGUEが一人Hagと対決。

今回も好きな台詞やシーンを紹介する。Hagと対決中のROGUEの台詞。”I absorb powers. I have WONDER MAN’s running through me on the current. Still got li’l mess ‘a CAPTAIN MARVEL hidden on the back shelf too. Don’t tell nobody. 中略 Logan says go to hell.” 気持ち良い啖呵だな。ちょっとわからないのは、ROGUEが吸い取った相手の力はいつまで持つんだろう。CAPTAIN MARVELの力を奪ったのは彼女がまだ MS. MARVELと名乗っていた時代じゃん。

もう一つ彼女の台詞。”An here Ah thought tauntin’ her would make her sloppy. Always works for SPIDER-MAN.”  SPIDER-MANが得意とするwisecracking(気の利いた台詞)は長年の研鑽の賜物だと思うし、本当に彼の意図した通りに効果が出ているかは疑わしいが、少なくともROGUEはSPIDER-MANに一目置いているというわけだな。

癌で死んでしまった少年Harveyのシーンが1号であったのだが、その伏線が5号で回収されている。彼のミュータントとしての力は予知能力と回復能力。幼い少年少女の危機をその少年が知り、そしてわざとROGUEに手を触れさせ、彼の力をROGUEに吸収させていたことがわかる。読み直しちゃったよ1号を。面白い。

HarveyはX-MENの一員になりたかった。死後のHarveyとの会話で、上記のことがわかるわけだが、彼との別れのシーンは結構好き。彼に対する最後の言葉。”Harvey X, X-MAN” ミュータントとしての名前がないので、Harvey Xなのだろうが、ROGUEは彼をX-MENの一員として認め、最高の謝辞であることが読み取れる。

ちょっとわからないのは、ミュータントハンターHagを倒した後にこいつをミュータントの収容所の所長に引き渡したこと。その収容所にはXavier教授が収監されていることをROGUEは知っているはず。そしてHagはXavier教授を憎んでいることも知っているはず。非論理的。折角面白いのに台無しじゃん。
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