今回添付したのは通常のAmazing SPIDER-MAN (“ASM”) 896号の表紙。本編も担当しているJohn Romita Jr. (JRJR)とScott Hannaによるもの。JRJRは確かに全盛期は過ぎたかもしれないが、今のPeterとMary Janeの関係を表している非常に優れたデザイン。だからこそ、今回はvariantを買わなかった。残念ながらこの二人になにがあったかは本編では語られない。
今回のブログはこの896号のみのレビュー。筋書をZeb Wells 、画をJRJR、インクを Hannaがそれぞれ担当。
続いて粗筋。前号でTombstoneに脅かされたSPIDER-MAN。一方Tombstoneはギャング抗争の中にいてRoseに反撃すべく準備を開始。二人は第1回戦を開始するがあっけない結末に。
好きなシーンや台詞等。久し振りに登場のNorman Osbornの台詞と編集しているNick Loweの注書。”You were quite charming when you needed my help.” “When did this happen?” 暫く編集者の注書きはオイラの読んでいるMarvelの各誌から消えていたが、復活してきたね。この注書き、Normanの自己中な性格を際立たせている。
もう一つ注書きが楽しいのがあった。White Rabbitがどうし居場所がわかったのかを聞いた後のSPIDER-MANの答えと脚注。”The power of deduction.” “Spider-tracer on their SUV” 演繹法と訳されているが、事実に基づく推理をdeductionというね。SPIDER-MANの台詞だけでも面白いのだが、この注書きでもう一つ面白さが上がる。
Normanが持ってきた仕事が子守りというのも笑えた。もう一つ時間にルーズなPeterを皮肉っているNormanの台詞。(その前段に2:30の約束から5分遅れでPeterは到着している。)”You’re on time for you.”
どうもTombstoneの方が役者が上。SPIDER-MANが上手く踊らされている。RoseについているはずのWhite Rabbitが裏でTombstoneと組んでいる疑惑も浮上している。楽しい。
今月も到着したSPIDER-MANは1冊のみ。何か飢えみたいなものを感じるな。これまで3冊ぐらいは到着してたから。