今月到着したX -MEN Gold (“XG”)とX-MEN Blueの13号をレビュー。
XGの筋書をMarc Guggenheim 、画をMike Mayhew、XBの筋書をCullen Bunn、画をJorge Molinaが担当。二人ともインクも自分がやっているようだ。もしくは彩色担当がインカーも兼務しているのか。添付画像はXG、XBの表紙を合体したもの。Arthur Adamsの手による素晴らしい作品。アメコミ仲間が既にこれをTwitterに載せていたが、カッチョ良いからオイラも使う。
まずは、粗筋から。視聴率低下に悩むMojoは新たな脚本を元に地球を舞台に彼のテレビシリーズの撮影を開始した。出演者はX-MENの面々。テーマは過去のX-MENの戦いを再撮影。
昔のキャラを復活させるMarvelのイベントLegacyへの当て擦りか、それとも追従か。そう思ったのもXG 13号の中のMojoの台詞を読んだから。”Not nostalgia (懐古趣味)中略)legacy(遺産)。
ちなみにこのシーンのRachaelがえらくカッチョ良い。MayhewはX-MEN画家に相応しい技術を持っている。その他のキャラも丁寧に描かれていて非常に好印象。Sentinelも良いな。例外COLOSSUSの描き方だけは気に喰わない。
もう一つMojoの台詞。何故脚本家を殺したのかとの問いに対する回答。”Script is just a suggestion. Real action is in the execution.” 脚本より、実際に(撮影を)行うことが重要という文字通りの意味と、execution(処刑)を鰍ッている。ま、駄洒落なんだけど、笑った。
次にXB 13号。Molinaの画も安定していて良いな。昔より良くなったんじゃないかな。やっぱり描く量でどんどん上手くなるんだよね。特に好きなのは未来の世界のCYCLOPS。最近の彼のコスチュームは酷いものばかりだけど、これは好きだな。それから、彼の描くGoblin QueenっぽいJean Greyもカッチョ良い。
久し振りのLONGSHOTの登場は嬉しい。何で最近Mojoの視聴率が下がったかと言う理由が、LONGSHOTが視聴者を奪っているからと言う理屈はまさに現代を象徴している。元SMAPのAbemaTVの番組みたいだ。
二誌とも画が良いから読んでいるが、話の進行はやはり遅い。続きが心配だ。
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