X-MENのレギュラータイトル3冊について。
最初は、X-MEN Legacy 244号。筋書きをMike Carey、画をHarvey Tolibaoが担当。Harveyの画は、これまでの画家達よりは全然良い。なんとなく、「ジョジョの奇妙な冒険」風の画だ。時々人物の顔と身体のバランスが悪くなるが、許せる範囲かな。
話の方は、目の見えないミュータントBLINDFOLDが何かに脅えている。敵らしい相手とX-MENは戦うのだが、彼女が恐れているのは、そんなものではなかった。しかし、それが一体何なのか分からず仕舞い。じれったい。
次は、Uncanny X-MENの 532号。前回に引き続き、筋書きをMatt Fraction、画をGreg Landが担当。
2つの話が同時進行中。まずは、サンフランシスコ。Sublime社がX-MENの基地Utopiaに送り込んだミュータントの間で感染するインフルエンザは、依然猛威をふるっている。たまたま、UtopiaにいなかったANGELをはじめとするX-MEN達は、Collective Manっていう同じような顔をした5人が合体して強力な力を持つ悪人をあっさりやっつける。それからSublimeが開発した薬を使って人工的に人間をミュータントに変異させた偽X-MENも、実は全然弱くてX-MENにあっけなく唐ウれる。前回のX-MENについてのBlogで書いた通り、トレーニングを積んでいなかったらやっぱり駄目だったんだね。
この話で面白いところは2つ。まず、Sublime社がX-MENのリーダーCYCLOPSと交渉して、X-MEN達の遺伝子を使った商売を独占的に行う権利を獲得しようとするところかな。いかにもアメリカっぽいね。そんなアメリカの商業偏重主義に対するMattの批判が読み取れるね。それからもう一つは、5人が合体する悪人Collective Manについてのコメント。5人分の力がある一方で、自意識も5人分(過剰)ってMattの解説。気が効いている。
最後に、形容詞の付かないX-MEN 7号。筋書きをVictor Gischler、画を今回からChris Bachaloが担当する。ちなみに添付した画像は、この号の表紙なのだが、描いているのはDodson夫妻。この人たちの画もこりゃまた良い。
ミュータントの地位向上のため、マスコミ受けする活躍を続けるX-MEN。自殺志願の女の子を助けたり、銀行強盗を捕まえたりとにかく、大忙し。そんな中、X-MENはニューヨークの下水にいるワニ退治に出かける。そこで待っていたのは、SPIDER-MANの古くからの敵役Lizard。X-MENはLizardの子分をやっつけるのだが、彼らを守ろうとしているのがSPIDER-MAN。SPIDER-MANはLizardに操られているのか?
おいらがいつも楽しみにしているPodcast、SPIDER-MAN Crawl Spaceのパネルメンバー達にはChrisの画はいつも不評なのだが、おいらにとっては、基本的に好きな画家。今回のX-MENでのChrisの画はどれも楽しい。大勢を一つの画面に入れる技は結構評価できるな。
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眼が狼
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