アメコミとラーメン

アメリカ的駄洒落が大好き、映画Morbius



何と公開日にアメコミ映画Morbiusを観てしまった。(他に用事があったと言うものの会社を休んでまで)早速レビュー。

物語は極めて単純。Michael Morbius博士がいつ死ぬともわからぬ難病を患う自分と友達Miloの治療のため、吸血蝙蝠を使った実験を行い自らが吸血鬼となってしまう。


Morbius に初めて出会ったのはAmazing SPIDER-MAN 101号。ASM 100号で腕が6本になったSPIDER-MANという忌まわしい話の解決篇の鍵となる人物が彼。光文社版で読んだので馴染みがある悪人。

面白いのは吸血鬼ものによくある、吸血鬼は血を吸うとその相手も吸血鬼になるという設定を違った形にしたところ。彼の作り出した治療薬を同じ難病のMiloが使い、Milo自信を吸血鬼に変える。これは新しい。反面医学的な知識のない彼が医師の助けも借りずにそれをできるとは思えない。

また、後半部分で綺麗な医者仲間Martine の血を吸って彼女自身が生き返るというのがありきたりな吸血鬼映画になってしまって残念。ホッとした自分もいて、好きなシーンでもあるのが、矛盾している。

Martine自分を犠牲にしてMorbiusに力を与えるわけだが、この映画の中で一番のヒーローは誰かと問えば彼女だ。この犠牲、人工血液ではなく本当の血液を使うとどうなるのかと彼女が質問してそれに対してMorbiusはさらに力が出るみたいな答えをするシーンが伏線として効いている。

さて、台詞で言えば好きなのは、”You wouldn’t like me when I am hungry.”(正確には違うかもしれないが大体こんな感じ。)これは、HULKのテレビシリーズや映画で度々使われた名台詞”You wouldn’t like me when I am angry.”を捩ったもの。アメリカ的駄洒落大好き。

一方、シーンは忘れたが、”I’m Venom.”は全然駄目。ファンサービスなのだろうが。


FBI捜査官二人が結構良い味をだしていた。片方がMorbiusの尋問に聖水を持ち込んだのが楽しい。

Morbiusが沢山のコウモリを呼ぶシーンは、BATMANで度々使われているシーンへのHomageだね。

音が映像化されているのだが、これがえらい綺麗。

上映時間、1時間40分強なくて正解。

Ending Credit前後のVulture出演シーンは全くの蛇足。ワクワク感ゼロ。別次元に行っちゃったんだね。(ここだけ興味ある。)

勝手格付けC+。

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