今月は豊作。Amazing SPIDER-MAN (“ASM”)誌が2冊に加えAmazing Fantasy 1000号が到着。個人的に忙しくアメコミに割く時間が限られているため、今回も小出しで901(7)号のみレビュー。
添付画像は、variant coverではなく通常版John Romita Jr. (“JRJR”)が描いたもの。Norman Osbornの表情が非常に良く、迷わずこの表紙を選んだ。カフスがGoblinなのも良し。
筋書をZeb Wells 、画をJRJRとScott Hannaが担当。彩色はMarcio Menyz。
まずは粗筋。Normanに招待されOscorpに招待されたPeter。そこでMary Jane Watsonとばったり出くわし気まずい思い。一方Vultureは孫娘に彼の素性知られ、情報源はSPIDER-MANと思い込み逆恨み。
好きなシーンや台詞等を順不同で紹介。逆恨みの元凶の孫娘のセリフ。”I prayed to God he was lying.” いやーこれだけでどうしてSPIDER-MANが彼女にVultureの正体をばらしたとわかるんだ。ちょっと無理があるな。因果関係なし。Vultureのこれまでの敗北がSPIDER-MANに相当歪んだ感情を抱かせてしまったということか。それともコマの外で彼女が語ったのかな。(完璧に忘れてたけど、SPIDER-MANが教えたみたいだな。)
VultureはASM 900号でSPIDER-MANの命を助けてやったことになっている。900号を読み返したかがとんでもない嘘だ。やはり歪んでいる。
Vulture が待ち構えている中、遠くをSPIDER-MANがWeb-swingingしているページ。これが無茶苦茶綺麗。1960年代から80年代だったらこんな無駄なコマの使い方しないのだろうが、2000年代のアメコミの進行の緩慢さが良い方に働いた例。
Menyzが上手いことSPIDER-Senseの新たな表現方法を披露した一コマ。SPIDER-MANの上半身を赤だけで着色している。
Normanがクロゼットに仕舞っているSPIDER-MANのコスチューム。これは彼がPeterの正体を知っていて、Peterとプロジェクトを立ち上げようとしているのか。続きが楽しみだ。