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アメコミとラーメン

Black Catとのロマンス篇、SPIDER-MAN


うっかりラーメンのレビューを木曜日にアップしちゃったので、土曜もアメコミネタ。時々買う昔のThe Amazing SPIDER-MAN (“ASM”)。今回買ったのは、1982年の春に出た226号、227号。SPIDER-MANの敵役の中では異色のBlack Catとのロマンス篇。

筋書きをRoger Stern、画をJohn Romita Jr. (JRJR)、インクをJim Mooneyがそれぞれ担当。

まずは、粗筋。精神的な問題から刑務所に収監されていない犯罪者を治療している施設から逃亡したBlack Cat。彼女の目的は何故かSPIDER-MAN。彼女は犯罪を犯す一方、SPIDER-MANを誘い出し、デートする。SPIDER-MANは彼女を更生させようと躍起になるが、Black Catは彼女自身の本当の姿(泥棒)を捨て去ることができない。二人の恋の行方は。

今回も気に入ったシーン、台詞等を紹介する。最初は画を担当しているJRJR。今のJRJRは完全に彼だけの画を作り上げていて、素晴らしいのだが、この時代のJRJRも良いな。完全に父親の画に影響されている。そんな彼の成長過程の一場面はそれで楽しい。

全体的にBlack Catに迄MされまくるSPIDER-MAN は読んでいて微笑ましい。真剣に彼女が更生することを信じている。大学院生でもある彼は、絶好調。あっという間にレメ[トを書き上げちゃう。貧乏でも理解されていなくても、この時代の彼は、一生懸命で好きだな。

一方のBlack Catはやはり、正気でない感が出ている。SPIDER-MANを嵌めて犯罪者に仕立て上げてまで、彼女はSPIDER-MANと人のものを奪うことの高揚感両方を手に入れようとしているもんね。それでいて犯罪計画には万全を期すところが凄い。Beatlesの”All You Need Is Love”の一説に疑問符を付けるところに彼女の本質が表れている。即ちLove is all you need?

この時代のSPIDER-MANの理解者、Jean De Wolffe警部が、Black Catを信じるSPIDER-MANの手助けをするシーンは好き。漫画とは言え、Black Catは勿体ないことをするな。彼女が絶対入りたくない監獄に入らなくてすむものを。

Bradshawなるマフィアのメンバーの一人が、SPIDER-MANの生みの親Stan Leeと似ているのはご愛嬌だね。
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