アメコミとラーメン

X-MENその42


3ヶ月振りのX-MEN。Uncanny X-MENの515号。筋書きはMatt Fraction、画はGreg Landが担当。これまでの話が複数雑誌のクロスオーバーになっていて、わからないが。磁界の帝王Magnetoの秘密基地を海底から引上げてX-MENの基地にしたらしい。

画像の表紙を見てわかるように海底王国アトランティスの王子NAMORがX-MENに参加している。彼は半分ミュータントらしい。後から作った設定だと思うけど、別にそこまでしなくても良いんじゃないかな。Professor XとのCYCLOPSことScott Summersの間のギクシャクした関係は前より柔らかになった感じだが、EmmaとScottの間のヒビはどんどん広がっているな。それにしてもお疲れモードのScottには本当に同情する。

出だしで登場した新しい悪人集団が気になる。常に悪人を出し続けるMarvelの姿勢は好きだな。最初から魅力的な悪人を産み出すのは難しいけど、回を重ねるごとにそのキャラクターの性格にどんどん厚みが出てくるしね。それにしてもGreg Landの描く女性は本当に綺麗だね。Gregは、たとえ悪者でも手を抜かない。

今回の表現で、気に入ったのはBEASTが集めてきた科学者の一人、変な名前の日本人タキグチユリコ(男性)がベッドの上で亡くなったことをわずか最後の一こまで説明するところ。“Dr. Yuriko Takiguchi. Atomic Biologist. 1923-2009.”たったこれだけ。英語は面白い。

最後に敢えて記事にしなかったけど、Old Man Logan Giant Sizeは、ひどかった。殺戮場面ばっかり。めったにこのBlogで駄目出ししないんだけど、今回は本当にがっかり。Steve McNivenの画が良いだけに残念。
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