最愛の息子が巣立ってはや、6ケ月が過ぎようとしている。
春から、その現実を受け入れられず、寂しさや喪失感といった感情を抑えていた。
GWに一度息子が帰ってきて嬉しかったけれど、また別れも辛いものだった。
そして、その数日後に突発性難聴になって、
色々なショックなことが起こり、不眠症状がひどくなっていった。
ややうつ症状もでてきて、なんとなく半分自分で半分自分じゃない感覚があった。
食欲もなくなっていた時もあった。
夏休みに息子が帰ってきたのを機に、少しずつ回復して食欲も戻り
睡眠は相変わらずだったものの、心に安心感が広がっているそんな状態だった。
けれど、また9月になって戻っていった。
正直言えば、ほっとした面もあったが、日にちが経つにつれて
寂しい気持ち、また渇愛ともとれるような感覚があって胸が痛くて仕方なかった。
そんななか、前回帰ってきたときに、今度はママがそちらに行くから、一緒に観光しようとなった。
それはすぐ3週間後のことだった。
息子は一人旅をするような人で、自由気ままだ。
その日のことをすっかり忘れているような感じもあったけれど、
昨日電話がかかってきた。
一週間後に会う予定で、電車の予約もしてくれていた。
しかし、夜になるとなんだか不安になってきた。
それは、いつも離れたあとが辛くて仕方がないという思いが恐れとなっていたから。
会いたいけど会えない、、、。
それは、私の心のバランスをとるために必要な時間、
新しい生活に慣れていくために必要な期間なのだと思った。
また、6月ごろに夫と向こうへ行ったときには、なかなか息子とゆっくり話せなかったことで
、期待をしていたように過ごせなかったことが病の引き金となった。
人の心の機微、それは自分でも計り知れない。
ただ今は、新しい命とともにふれあいながら心を充足させていくこと、
一方で、息子とは少し距離を置きながらいい匙加減でつきあえる
あらたな人間関係を築いていきたい。
それには時薬が一番かもしれない。
息子には申し訳ないが、キャンセルすることにしてもらった。
ひな鳥のピーちゃんを迎えてから、ひどい胸の痛みを感じることがなくなった。
もちろん、新しい生活に慣れていない面はある。
今はまだまだ、つらい時期だけれど、
日常生活を上書きしつつ、過去の思い出やいろんな感情が薄れていくのを待ちたい。
大きく羽ばたいて欲しいと思って育てたのに、
理想通りいかない、、、子離れ。
心の葛藤を繰り返しながら、ニュートラルに戻れる日が来たらいいな♡
執着がないわけではないけれど、すこし緩まった今。
新しい自分を穏やかに受け入れたい。
愛をこめて♡
END
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