老舗ラーメン屋さん 大長（だいちょう）
テーブル1卓とカウンターのみのこじんまりしたお店です。
現在は、お母さんと息子さんでの営業です。
こちらのお店は自家製チャーシューがとっても美味しくて
ラーメン客ばかりではなく、近所の人もおかずに買い求めに来る。
また、宅急便で発送もしてくれるので贈答の需要もあるようだ。
メニューにはチャーシュー増は、お好みの枚数で対応してくれるのが嬉しい。
食工房虎と同じです。
もちろん切置きではなく
電動スライサーで注文の度に切ってくれます。
それだけチャーシューに自信を持っている証拠ですね。
訪れた際もお母さんが仕込みの真っ最中。
大きなステンボウルに山盛りの巻きバラ肉。
美味しくな～れ、と見守っていました。
メニューには味噌もありますが
ラーメンといえば醤油。
しかも特徴のある濃口醤油で、漆黒のブラックは富山ブラックかと見紛う位。
しかし、あれほど塩分が強い訳ではなく
後口にはほんのり甘味を残すくらい。
どちらかといえば酸味を感じいるくらいキリッとした醤油です。
もちろん、濃いのが苦手という方には
濃度を薄くしてくれるサービスがあります。
こちらは塩分、酸味がぐっと少なく
見た目の色合いも薄くなりますが
大長らしさ、という点では
フツーのラーメンになってしまいますので要注意。
もっちりしたストレート太麺、
大鍋で泳がすように茹で上げます。
全体の熱の通りも均一で、打ち粉のねばねば感もなく
スッキリとスープを汚しません。
スープが吸い込まれ褐色に染まる麺は
最後まで美味しく頂けます。
トッピングのチャーシューはスープの熱で溶けて
味と油が沁みだし、とってもコク深い味わいになります。
塩気と化調で渇いた喉に
このサイダーは最高の贈り物。
〆の一杯でした。
