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昨年は「中華そば塩味」といった素朴なスタイルでの提供であったが、今回はタンメンという中華出身の店主の魅力がいっぱいのメニューとなった。

限定20食/日 能登塩タンメン+Wチャーシュー

タンメンといえば炒め野菜と思い込んでいたが、そこは「自然派」を標ぼうする神樂さんならではの、油と化調を使わないBIO中華レシピ。白菜やニンジン、筍などのたっぷりの野菜をスープで煮込むのが特徴。
しかも食感を合わせるために白菜は「削ぎ切」してから細く切り揃えると言う手間のかかったもの。当然事前に仕込んであるものを調理するわけだが、この煮込みの加熱時間が絶妙。野菜の旨みが煮汁に沁みだし、クタッとする直前のシャキシャキ感を残すタイミングで火を止めている。ここら辺が技なんですねー。

麺はつるつる、プリプリの自家製麺。茹で上がりに煮込み野菜とスープをかけて仕上げる。

ミネラル分をたっぷり含んだ能登塩と野菜の甘味、シャキッと感を残した煮込み野菜。火の通り方、食感が統一され凄く口当たりがいい。店主によると提供開始直後と比べ塩分を若干減らしたとのことだったが、物足りなさもなく後半は素材の旨みを感じることができるほどであった。ほのかなゴマ油の香りも風味を増してとっても美味い能登塩タンメンでした。
なお、今回より写真撮影の3枚ルール・メニュー撮影禁止ルールは廃止されたが、麺が伸びないうちに食べて欲しい店主の想いは「麺愛護協会」(笑)という表現の中に込められていると感じました。