モリコロにあるハナノキを見て初めの頃は元気のない樹が多いと感じた。
その時はここはもともと荒れ地で公園ように手入れしたとの話を聞いていたので表面部分は問題ないが深くなると土が固く根が張れないので樹が大きくなると枯れ出すと解釈していた。
最近になって、注意して観察してみると次のようなことがわかってきた。
まず初めに、写真のような樹木が多く何度も枯れ枝の切り取られた跡があります。これは成長過程で枝が枯れる状況になった。つまり衰退が起きたということとです。何故にと考えると樹を植樹した場所を考えると納得がいきます。道路脇、つまり街路樹であるため樹の周りの草刈りが発生します。ナイロンコートワイヤー草刈機を使用していました。樹木の根本をよく観たら小さい傷が一杯あることがわかりました。
次に、もっと若い樹木を観てみました。同じことが発生していました。若い樹木では耐えられずに枯死し伐採されているものもありました。大木となっているものはその中で生き残ったものでしょう。
草刈機での影響がない樹を探したら元気に育っていました。
要は、人為的なミスで樹皮の下にある師管・導管を傷つけ衰退したのではないかと思います。おそらく愛知万博(2005年)のときに植樹され、その後1〜2年内の草刈機での作業で傷つけられたのではないかと思う。2008年に協力会に入ったときには元気のない樹が多いと感じその後毎年少しずつ衰退してきたと思う。