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セイタカアワダチソウ:アップで見ると気高くキレイに

セイタカアワダチソウ(背高泡立草) キク科多年生草本、花期10月~11月。花をアップで見ると気高くキレイに見えますね。


2021-10-14 満開
マンション近隣で、満開、鮮やかな黄色が美しいです。 花だけを見ると奇麗ですが、すさまじい勢いで生えてくる厄介者 の雑草で手に負えません。
webから;「セイタカアワダチソウを調べよう」結果報告 - 琵琶湖博物館
外来植物であるセイタカアワダチソウが急速に広がりを見せていた 20世紀末、日本の在来 植物が消滅してしまうのではないかと心配されていました。はたして、セイタカアワダチソ ウが在来植物を駆逐する心配は、現実のものになったのでしょうか。 
全国的には、セイタカアワダチソウの繁茂は近年、収束傾向にあると言われています。しか し2015年の調査結果では、1997 年よりも広く、高く成長している群落が多く見られました。一方、 背丈が小さい群落も見つかりました。環境による違いが大きかったのです。
草丈の低いセイタ カアワダチソウが多かった堤防では、崩壊や水漏れがないかを確認するために定期的に草 刈りが行われます。そういった人の手入れがある草地では、セイタカアワダチソウはススキや エノコログサなど在来植物と一緒に生育していることが分かりました。
しかし、放棄水田など人 の手入れがなくなってしまった草地では、高く成長したセイタカアワダチソウがクズとともに一 面に広がっていました。こうなると他の植物は光がさえぎられて成長できなくなります。つまり、 草刈りなど人の手入れが十分ならば、セイタカアワダチソウは在来植物と共存できるのです。 このように草刈りや火入れ等、人の手が入ることでできあがった草地を半自然草地と言いま す。半自然草地は、日本で古くから身近にある草花が多く生育する環境です。長年自然と関 わりながら暮らしてきた日本ならではの環境の一つと言えるかもしれません。
しかし現在、手 入れをする人がいなくなり、放棄された草地は開発され、半自然草地に生育する草花や生き 物がすみにくくなってきています。今では秋の七草であるキキョウも絶滅危惧種です。 
また、今回セイタカアワダチソウに対するイメージ調査からは、嫌いではない人が大半を占 める意外な結果が出てきました。私のように 20 年前にはセイタカアワダチソウのことをよく知 らなかった方も、この 20 年でイメージが変わった方も、この調査で改めて考えてみた方もいた ことでしょう。お住まいの地域によっても、イメージは変わるかもしれません。街中にいるとセイ タカアワダチソウを見ることが少ないので減ってきたと感じるかもしれませんし、身近で毎年見 る人にはごく当たり前の草花の一つになってきたかもしれません。
今回の調査は、セイタカア ワダチソウをテーマに、身近な草むらに生える草花と人の関わり方に目を向ける良い機会に なったと思います。
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