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品質保証業務(その11:合否判定)

合否判定は、
品質保証部門の最大の責務であり、この判断を誤ってはならない。

合否判定基準は次の通り。
・検査項目が全て合格となっていなければ、不合格とする。
・検査ドキュメントが全て検査合格となっていなければ、不合格とする。

【特別採用】
製品検査の結果、不合格となった製品を特定の顧客に出荷することを品質保証部長が決裁し、特別に許可することを言う。
特別採用は、次の項目を満足しなければならない。
・当該顧客に対し、当面は実用上の支障が無いこと。
・不合格項目の解決時期が明確であること。

【品質保証担当役員決裁】
特別採用にも当てはまらない品質内容であっても顧客からの強い要望で形式的に出荷する場合がある。
この場合は、社内的には品質保証担当役員決裁と言う形をとり緊急事態であるということの徹底が重要である。
その後の手続き等は特別採用と同じであるが、
当該顧客に対し、実用上の支障がある点は、
たとえ形式的な出荷であっても明確に周知徹底しなければならない。
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