以前掲載したLVSをArchicad で算出する手順の動画をアップしました。
上の動画で使用している
- 「プロパティ」
- 「ラベル」
- 「一覧表」
- 解説書
のセットを¥1,000で販売しています。
Archicadのバージョンは24、25用の両方を同梱しています。
興味のある方は ⇓ をご覧ください。
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ArchicadでLVS計算する為の手順を御紹介します。
ここではあくまでも私のスキルに基づきますので、必ずしもArchicadの限界を示すものではありません。
このやり方では、窓から境界までの距離等を入力することにより、採光・換気・排煙の有効面積を算出します。
手順としては、
1.【ファイル】>【プロジェクト情報】>【敷地の詳細】の中に項目【用途地域】を追加して、そこに用途地域の番号を入力する。
【プロジェクト情報】に用途地域を追加することで、すべてのプロパティからその値を参照できます。
また、用途地域に合った係数を自動算出することも可能になります。
2.「プロパティ」を作成する。
「プロパティ」は
① データを入力するプロパティ
1⃣ 用途地域:あらかじめ用途地域のリストを作成し、番号で用途地域を判別させる。
2⃣ 窓と建築物の直上部分までの垂直距離を計算させるためのデータ、境界までの水平距離を入力
3⃣ 90cm以上の縁側や道路に面することの有無
4⃣ 天井高さ
その他
⓶ Archicadのオブジェクトから属性を得るプロパティ
1⃣ 窓の高さ・幅・腰高・設置フロア
2⃣ 窓が属するゾーンの名前と番号
その他
③ ①、②を基に計算をするプロパティ
1⃣ 用途地域の判別:これにより係数等を判別します。
2⃣ 採光係数
3⃣ 窓中心から建物直上部分までの距離:窓を修正しても、関連した部分の計算が自動修正されます。
4⃣ 窓単体の有効採光面積・有効換気面積・有効排煙面積
その他
ただ、プロパティを作成するだけでは窓単体の有効面積しか出せませんので、それらを部屋毎に集計する為には
① 「ゾーン」
部屋領域を示すゾーン以外は必ず非表示にしてください。
ゾーンが重なると目的とするゾーンの属性を取得できません。
② 「一覧表」
の作成が必要です。
また、モデル上で窓の様々なデータや計算結果を確認しながら調整する為に、上記で作成した「プロパティ」を表示させるための「ラベル」を作成すれば効率が上がります。
これらを利用してモデル上で、或いは一覧表上で調整しながらLVS計算を行えば、すべてクリアできた時には関連する図面も窓に関しては修正が完了していることになります。
ただ、「プロパティ」は、簡単なプログラミングの知識が必要で、プログラミングの経験のない設計者には少し敷居が高いかもしれません。
Archicadのデフォルトのメニューは非常にシンプルです。
で、これ、使いやすいですか?
私にはどうも使いにくい。
鈍いせいか、脳がアイコンにピピッと反応してくれません。
なので、操作のたびに一瞬手が止まります。
「エエと、アレをするにはどのアイコンを選べば・・・・」となります。
そこで、アイコンに名前を表示させてみました。
元のアイコンメニューは
これに名前を表示すると
そうすると全体の画面は ↓ のようになります。
作業領域は狭くなりますが、慣れればアイコンが分かりにくいストレスよりもマシです。
ついでに情報ボックス
を縦型にすると
ちょっとゴチャゴチャした感じは否めませんが、使い勝手の評判は悪くはありません。
メニュー名の表示方法は
【オプション作業環境】⇒【作業環境】⇒【作業環境】で【アイコンと名前を表示】を選択します。
一度お試しください。
はい、そう思う今日この頃。
私はBIMを単にCADの延長線上で考えることはやめたほうが良いと思っています。
BIMは新しい設計ツールである、ぐらいに考えたほうが良いのではないでしょうか?
大変失礼ながら、BIMを使いきれない設計者を見ているとそう感じます。
例えば、延焼線。
殆んどのBIMユーザーはポリラインまたは線分で延焼ラインを「引いて」いるのではないでしょうか?
恥ずかしながら、私はそうでした。
けれども、よく考えてみれば延焼線というのは「延焼の恐れのある範囲」を示しています。
範囲を示すのであれば「ゾーン」を使うほうが良くない?
そう思ってゾーンで延焼の恐れのある範囲を作成したら、
「なんだ、ゾーンを使えば自動で防火設備が判別できるじゃん」となりました。
BIMを使うときには「線を引く」という発想は捨てたほうが良い、と思う今日この頃です。
BIMを使うと効率が上がる。
BIMを使えば積算までできる。
BIMはすべてのデータが連動しているので、1か所の修正で関連したすべての箇所が修正される。
早い段階でシミュレーションができる。
etc,etc,etc・・・・・。
BIMを使えば効率が上がる?
単純に実施設計の効率を上げる為には、相当なスキルが必要です。
また、難問先送り(現場で対応)体質のところでは、おそらくBIMの効果は出ないのではないでしょうか。
BIMは積算もできる?
データさえ入力すれば、正確な積算は可能です。
但し、正確な積算を出すためには精度の高いデータ入力が必要です。
積算の精度は、入力データの精度です。
まともな積算ができないと怒っているあなた、それはデータを入力した アナタ の責任です。
BIMはデータが連動している?
そう、一つ修正すれば関連するすべてが修正されます。
誤って消してしまうと、関連するすべての箇所からデータが消えます。
はやく気付いて良かったねえ、フフフ。
早い段階でシミュレーションができる?
そうね、目先の効率化に目を奪われずにやってください。
BIMって、イロイロ難しい・・・・・否、とってもメンドクサイ。
BIMは建築の質を高める為のツールであって、効率化のためのツールではない・・・と思っている。
BIMは「こう使うべき」などという気はさらさらない。
何故BIMは効率化ツールではないなどとほざくか?
今、BIMを効率化ツールとして使うには相当なスキルが必要なのですよ。
BIMとはinformaitionをmodelingすること。
つまり情報を集積するほどに有用になる・・・はず。
でも情報は単に集積しても意味はない。
情報は整理して初めて使えます。
BIMだって同じさ。
なんぼデータを創りこんでも、それを整理して表現できなければ何の意味もないのです。
この、整理して表現することが、本当にメンドクサイのです。
豊富な知識と経験がないと、泣くよ!
難しいのではなく、メンドクサイのですよ。
だからワタシ、最近あまりBIMを薦めなくなりました。
企画・計画段階であれば、BIMではなく JWCAD + SchechUP で十分じゃなかろうか、と思い始めた次第。
以前は、今後はBIM は必須になるだろうから早めにBIMを使ったほうが良い、と設計者に進めていましたが、今ではあえて薦めることはしていません。
今後BIMがさらに進化して、情報整理と表現がもっと楽にできるようになった時に、効率化を考えても遅くないんじゃないかな?
そんなことをツラツラと考えている、今日この頃。
暴論御免。
でも、BIMは設計の質を高めることは確かです!!!
Archicadで天空率の検討をしました。
やり方は
こちら:https://howtousearchicad.com/%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%95%E3%83%AD%E3%83%BC/6877/
を参考にしました。
簡単に天空率の検討ができて助かりました。
昨日偶然見つけた D5 Render。
なかなかきれいなレンダリングができそうです。
そして、絵作りも簡単。
レスポンスも悪くはない。
ただ、それなりのマシンスペックが必要ですが。
GPUはGTX1050以上が必要だとか。
Quadro M5000ではTwinmotion同様に動きません。
チョット内観で遊んでみました。
今年はBIMのレンダリングが面白くなるかも。
前回の記事でTwinmotionの2022版の記事を書きました。
その直後、偶然にも新たなレンダラーを見つけました。
もちろん、ArchicadやRevit用のPlugINがあります。
その名を
D5 Render
環境をGeo and Sky でレンダリング
HDRIを使用してレンダリング
前回掲載したTwinmotionのレンダリングを下に再掲