例えばArchicadにはエネルギー評価機能があります。
これは当たり前の機能として有り、決して特別な機能ではありません。
しかし私の周辺のユーザーを見る限り、建築界の先生方にはこの機能はほとんど使われていないようです。
操作が難しいと思われているのかもしれませんが、それ程難しいとも思えません。
難易度はBIMで仕上げ表や建具表を作るのと同じぐらいでしょうか。
正確なエネルギー評価は難しいとは思いますが、使い方次第では有用なのではないでしょうか。
やらないよりはまし、一人の100歩より100人の1歩。
大手組織が特別な建築にエネルギーシミュレーションすること以上に、小さな住宅に対しても、当たり前の機能を当たり前に使うことでエネルギー負荷が少し軽減され、それが集まってエネルギー負荷の大きな削減につながるのだと思います。
話は変わりますが、ある牛丼屋さんにはトイレに張り紙があります。
大変に失礼な言い方をしますが、牛丼屋さんでもCO2削減を考えている時代に、
建築界の先生方は当たり前にできる事に無関心過ぎないでしょうか。