弛まぬ空

酷く個人的かつ内面的な日記

理想を抱いて溺死しろ~大学院と奨学金

2020-12-29 22:30:47 | 闘病(精神疾患)
昨日、オンラインで友人達と会話したが、実家が近くても帰らない。
という人の方が多かった。
皆、30代になれば、精神的にも経済的にも自立している。
そして、大学や大学院は奨学金という人も多かった。

前いた研究室も奨学金借りてる人の方が多かった。
文系大学院生で博士まで行く人は人生賭けてるんだ。
借金背負っても、自分のやりたいことをやると。
(なかには、千万を超える借金を背負っている人もいた)

彼らとの決定的な差は年齢と精神障害だろう。
でも、自分みたいに選択肢があまり存在しない上で、大学院を選択した訳ではない。
むしろ、人生、もっと金銭に困らない道もあったのに選択しているのだ。
親や親戚を敵に回しても。
彼らの研究が意味あるとは思えないけど、それでもその矜持は尊重すべきものだ。

勿論、清貧というのは、別に美徳ではない。
お金があるなら借りずに払えばいいし、そのことと研究能力は関係ない。


でもやっぱり、自分は覚悟がなかったのだ。いくら、父からの相続で払っていたって、結局、本当の意味で身を削ってない。
精神的に同じ土俵に立ってなかった。

だったら、今度こそ同じ土俵(年齢的にはこちらが不利だが)に立とう。
借金、年齢、それでも掲げる理想、諸々の重みでそれで溺死するとしても。

まあ、日本の大学院生に対する支援体制は本当に貧弱で、そこにも問題があると思うがそれは自分では変えられない。

年齢的に不利な以上、そしてアルバイトと並行出来ないなら、もう今度こそ実績で勝負して早めにポストを狙うしかない。
無論、授業料免除とか返済不要の奨学金は狙っていくけど。

家族という幻想ーいつだって条件付き

2020-12-28 18:44:52 | 闘病(精神疾患)
大分、更新が滞っていた。
前回の更新から大阪と東京の実家を行ったり来たり。入院も考えていたのだが、来年から新しく踏み出すために多少無理をしていた。

現在は実家だが、明後日には大阪に戻り、もうほとんど実家には帰らないと思う。(東京の大学院受験もホテルに泊まる。)
コロナは気にしていたのだが、精神的な事情ということで勘弁ください。(大阪も実家も都市部ではないし人とも会っていないので感染している可能性はごく低い。)

表題。年末に書くことではないかもしれない。
でも、何かがぷつんと切れて、完全に心が冷え切っている。

30代半ばで実家から通勤したり通学したりする人はほとんどいないと思う。
だが、実際、実家から出てから精神的に滅入ることが多かったので(特にコロナで)、実家は帰る場所だと思っていた。
命を危険にさらしてまで地方の有名大で研究することはないと思ったし(大阪で何度も自殺がちらついた)、母も高齢になってきたのでせめてもの親孝行のために。・・・そう思っていた。

親孝行?母親は姉と自分を育てるということに苦労して、父親が亡くなってからも苦労して、更に今もどちらも独身で大変だという。
だが、それは結局、「利己心」だろう。そしていつだって条件付きであったのだ。

ここで利己心とは、実際に利己的に行動することではない。子供を育てるのも時代や社会の要請だし、中学から私立に行かせた(そのせいで
弁当作りが大変だったという)のも、父親の教育方針だ。自分から塾に行って私立に行かせてほしいと言ったわけではない。
しかも、そうだったのは、自分がレールから外れなかった、つまりは問題行動も起こさず、不登校にもならなかったからだろう。
実際、二浪で精神が崩壊したときも、こっちに寄り添うというよりは、精神科任せだった。
精神科の薬がどういう作用をするのかも、一緒に医者に行ったこともほとんどない。それはほとんどそうだった。
「聞きたくない」とまで言う。

大学在学中も優しかったのは4年まで。病気ゆえの留年もあり、それからは「いつ稼げるようになるのか。いつ働くのか」ばかりだった。こちらは安定せず、問題行動も起こし、荒れていたのに。
20代終盤は、生活費はもらえたものの、家事も自分のことはほとんど自分でやっていた。
20代のころは亡くなったひきこもりの叔父のことずっと引き合いに出し、「叔父にそっくりだ」の罵倒ばかり。
これがどれだけ自分にとって嫌だったか。

ここまで、自分の母親は・・・。と書いたが、精神疾患持ちの子供の母親としてはマシな方だろう。お金は出していたのだし。
もっと厳しい、キツい家庭事情の人もいると思う。
障害レベルにまで行くと(あ、障害者手帳作りました)、もう完全に放っておかれることの方が多いと思う。
精神障害持ちの子供と親が仲良くしている、というのはあまり聞いたことないし。

で、30代で電気痙攣療法を受けたが、優しかったのもその後数年。
それも、ここまでして治らなかった「から」という条件付き。
大学院に入ってから、性格の悪いパラサイトな姉と母は二人暮らしになったが、その時期優しかったのも自分が院でまともにやってた頃と、姉との折り合いが悪かったから。
20代でもそうだが、家事を一切しない姉と仲が悪くなったときのみこちらにすり寄ってた。

今日も自分がだるそうにしてたら、家事のこと口に出し始め、それに対して今のコンディションや受験のことを言っても、「病気や薬のことは理解できない」の一点張り。(先週、少し無理したのでここ数日グダグダだった。)
先週まで姉と喧嘩していたのが治ったからこちらに厳しくなったのだろう。

もう分かるだろう。本人は否定するが、結局、彼女の胸にあるのは「いつ稼げるようになるか」だけ。
「教育は投資」
「子育てはギャンブル」
そういう言葉もいくつも聞いた。
考えようによっては酷い。要は「失敗した」というだけなのだから。

自立というのが大事だというのは否定しない。でもそれって、自立させることが親の社会的責務だから、というのが理由だろう。
本人にとって自立がよいから、という理由ではない。

それも、自分は一応、大学院を出て(今回は失敗したが)、一応食べるくらいは稼げるようになりたい。と思っている。
でも、コロナで限界が明らかになった。もはや、障害者採用も無理な状態。
(それでも大学院―研究者に固執するのは、自分のプライドが致命的だし、何より、「ここまでお金をかけてくれて、そこに行き着くのは(亡き)親にも友人もがっかりするだろう」という想いがあるからだ。)

ああ、でも気づいてしまった。
この人は、結局、条件付きでしか、子を考えてこなかったのだと。
今は「稼ぐ、稼げるようになる」のが基準。障碍者年金貰って実家で暮らしても、「何もしなくてもいい」と言ってるのは彼女に負担が発生しないから。それだけ。それでも、実際何もしなかったら、また「叔父のようだ」となじってくるだろう」
で、障害年金貰えなくなったら、「生活保護」らしい。でも、「住むところはあるから生活保護は無理だね」らしい。

本当は今のところは本当は障碍者採用はおろか、大学院だって無理な状況だろう。

それでも、自分がまだ諦めない限り。と奮い立たせている。
これからは、(大阪での費用は父から相続した分)、奨学金借りて、借金まみれになっても、親との交流はゼロにする。
(縁切りまで行くかは分からない)
それでも上手くいかなかったら、もう自殺しかないだろう。
こういうことは何度も書いてきたが、~でうまくいかなったらの期限が迫っているし、何より今度こそ(金銭的に)頼れる相手がいなくなる。

本当の覚悟を。もう幻想は抱かない。騙されない。帰る場所などない。

(障碍者採用を馬鹿にしている訳ではないのです。自分には無理だなと思うのです。あと、生活保護も必要な人は必要だと思ってます。)

哲学系大学院中退から別分野へ②誰かの、何かの役に立つこと

2020-11-19 17:46:40 | 闘病(精神疾患)
元から、自分だけでコツコツやるのは苦手で、だからコロナになってからうつが悪化し、全然出来なくなったというのは一つの理由だ。

・・が、トドメをさしたのは、多分、M1との喧嘩とオーバードクターの人との争論だろう。と振り返って思う。

何というか、哲学の細部の議論はつまらないし、大枠での議論も、結局、論理の衣をまとった信念のぶつかりあいなのだ。
客観的に、というか中立的に色々な立場を考えて、考察してとりあえず組み上げた主張ではない。
おぼろげながらでも、自分に元から主張があって、それを型どってくれる哲学者や立場を見つけるのだ。
そして、これが一番大切なのだが、世間がいう、

哲学は何にも役立たない。

というのは、議論の細部を見れば見るほどそうなるのだ。
なるほど。教養や哲学的に思考する事は役には立つだろう。
だが、学問として、細部の議論になればなるほど、何の役にも立たなくなるのは致命的だ。
そういうのは一部の天才がやればいいし、教養的な哲学に応用するのも一部でいい。
(ロジカルシンキングの在りかたなど)

やっぱり、研究をしていく以上、実証的でない個人の主張をしても物足りない。
ただの自己満足に終わりたくない。

オーバードクターの人とのやり取りで切にそれを感じた。

哲学系大学院中退から別分野へ①

2020-11-10 14:59:13 | 闘病(精神疾患)
何とか自分を立て直しつつ頑張ってきたが、もう限界のようだ。
とりあえず、休学して別の道を探す。いや、探すといってももう二択に絞ってるんだが。

その前に、この大学院で上手くいかなかった理由をまとめておこう。
・ともかく、ボスとの相性が性格的に悪い。
これは研究室訪問ですぐに分からないことだからしょうがない
・指導教員が自分の分野への理解が薄い
これはほとんどボスのせいだろう。研究室訪問で指導出来ると言ったのは事実なんだから。
・指導教員のやる気がない
ゼミでの発表以外、ほとんど指導する気なし。コロナになってからほぼ全てオンライン。

これらから、ほとんど、ボスのせいだと言っても仕方ないだろう。
以下に述べる理由も指導熱心で性格的に相性がいい先生ならそこまで大きな理由にならない。

・研究室のメンバーの研究テーマに一貫性が皆無
これも前任の教員と今の教員のせい。とりあえず、生徒が欲しいじゃ話にならない。
・それ故、研究の相談が出来る人が皆無
・研究室に人が来ない。
これはコロナが大きいが、去年もそういう傾向にあった。
・慣れない遠方の地で日頃から会える友人もいなかった。

以上、主に対人関係の欠如から病状が今年に悪化。

加えて、
・研究室の人間関係の歪さ
特に修了したオーバードクターが何故か力を持っていた
・業績を焦るあまり、修論の研究を犠牲に質の低い発表や論文を量産

これは自分も悪い。

まあ、哲学という分野だから一人で研究するのはやむを得ない部分はあるけどほとんどが人間関係かな。

鈍化ー薬の再調整

2020-10-21 01:52:11 | 思考
何だろう、3年前の日記を見てみたら、当時の方が明瞭に考えられ、文書にも表せている気がする。

原因は幾つか考えられる。
・ただの加齢
・薬が増えて頭が回らない
最後に、
・哲学をやることで逆に思考に制限がかかった

加齢ならしょうがないが、そうでないと信じたいので残りの二つを考えよう。

薬だが、考えられるのは、レキサルティを2mgにしたこと。
これは副作用という形では実感出来てないが、可能性として考えられる。
近頃、厳しい日が多いし、エビリファイの時の方が良かった気がするのでエビリファイに戻して貰おう。
ただ、これでも精神安定ー恐怖感の低下という形では寄与しているのかもしれない。
実際、レキサルティにしてから回避という不安や恐怖感からの逃走、ということが少なくなったように思える(ただ、体重増加の副作用もあると思う。)
医者にしてみれば、結局、どちらでも構わない、という感じではありそう。

どちらにしても、感情とともに思考が鈍化している可能性はある。

レクサプロが鈍化に関係しているとも思えない。むしろ、恐怖感の低減はレクサプロのおかげかもしれないし。
なら、アナフラか。これはここ3年で飲まない時期もあったから分からない。

夏に薬を減らそうとして失敗したことも踏まえて、そして、また鬱状態に陥っていることも踏まえて考え直してみよう。