第93回選抜高校野球大会 出場校が決定

第93回選抜高校野球大会の出場32校が、
昨日発表されました。

2年ぶりの選抜に向けて、
出場校が決まりました。

まだまだ関西地方も緊急事態宣言下ではありますが、
春を呼ぶセンバツが希望を運んできてくれればと思います。

今年の32校は、
昨秋明治神宮大会が開催されなかったため、
一般選出校28校＋２１世紀枠4校ということになりました。

選考基準の説明を聞いていましたが、
一般枠は基本的に実力優先という最近の傾向を踏襲した感じになりましたね。

最ももめるのではないかと言われたのが、
関東・東京の6校目の取り合い、中国・四国の5校目の取り合い、
そして近畿の6校目の選考の3地区だったのではないかと思います。
例年激戦になるこの3地区の「最終枠」ですが、
今年は3地区ともに「実力通り」という選考になった気がします。

関東・東京の最終枠は東海大相模。
戦力的には非常に高い水準でまとまっていて、
一冬越せば全国レベルになるのではないかと言われていたチームで、
「自分たちに勝ったチームが次の試合で惨敗、その結果自校もスライド式に評価を落とした」
なんてことが言われていましたが、
実力通り最後の枠を射止めました。

近畿の最終枠も実力校の天理へ。
近畿大会8強では大阪桐蔭にコールドで敗れたものの、
ドラフト候補の長身・達投手を軸にスケールの大きさは並外れたものがあり、
「選抜上位を十分に狙える」実力が評価されました。

中国・四国地区も、
中国4強・四国4強敗退の4校の中で明らかに実力で抜けている鳥取城北が、
そのほかのいろいろな要素よりも「実力で」最後の枠を勝ち取った形です。

3校ともに選抜での活躍が期待される実力校だけに、
この選抜の結果次第では、
来年からますます「実力優先」の選考がなされることになりそうな感じです。

21世紀枠の4校については、
正直実力、並びにアピール内容ともに、
はっきりとはわからないというのが本音です。

いつものことですが、
ひとこと言うとすれば、
「せっかく獲得した甲子園出場という大舞台。目いっぱい楽しんで、めいっぱい目立って、グラウンドいっぱいにその”嬉しさ”で弾けてほしい」
ということだけ。大いに期待しています。

昨年に続いて、「ほぼ予想された通り」の選考だったということのようです。
さて、出場校は以下の通り。

【第９３回選抜高校野球大会】出場校
◇北海道（１）
北　海（１３）

◇東北（2）
仙台育英（宮城）（１４）
柴　田　（宮城）（初）

◇関東・東京（６）
健大高崎（群馬）（５）
常総学院（茨城）（１０）
東海大甲府（山梨）（６）
専大松戸（千葉）（初）
東海大相模（神奈川）（１２）
東海大菅生（東京）（４）

◇東海（２）
中京大中京（愛知）（３２）
県岐阜商（岐阜）（３０）

◇北信越（２）
敦賀気比（福井）（８）
上田西　（長野）（初）

◇近畿（６）
智弁学園（奈良）（１４）
大阪桐蔭（大阪）（１２）
市和歌山（和歌山）（７）
京都国際（京都）（初）
神戸国際大付（兵庫）（５）
天　理　（奈良）（２５）

◇中国（３）
広島新庄（広島）（３）
下関国際（山口）（２）
鳥取城北（鳥取）（３）

◇四国（２）
明徳義塾（高知）（２０）
聖カタリナ（愛媛）（初）

◇九州（４）
大　崎（長崎）（初）
福岡大大濠（福岡）（５）
明　豊（大分）（５）
宮崎商（宮崎）（３）

◇21世紀枠（3）
八戸西（東北・青森）（初）
三島南（東海・静岡）（初）
東播磨（近畿・兵庫）（初）
具志川商（九州・沖縄）（初）


今年の選抜は、
3月19日開幕。
そして抽選会が2月に行われるので、
相手が決まってからかなり相手を研究する時間もあると思われます。

そういう意味でも、
少し例年とは違った感じの大会になるのではないかとも思っています。

大阪桐蔭、智弁学園、天理らの近畿勢と中京大中京、県岐阜商の東海勢が優勝候補にずらっと並ぶのではと考えられている今年の選抜ですが、
波乱の要素はかなりあり、面白い大会になりそうです。


出場校の戦力分析等は2月のしかるべき時期に。
さあ、面白くなってきましたよ。