ところで・・・・今季のメジャーリーグはどうなってるの？

昨日、
松井秀喜のメジャー昇格が明らかになり、
ようやくワタシも引っかかっていた小骨が取れた気分です。

今季のメジャー報道は、
とにかくダルビッシュ一色。

その中にイチローや青木などが、
ちょこちょこと登場しますが、
日本でのメジャー報道を聞いていると、
現在どのチームが好調で、
どのチームが不調だということなんかは、
全然わかりません。

野球にしてもサッカーにしても、
海外のことでも報じるのは日本人選手のことだけ。
殆どのメジャーを見ている人たちは、
『ダルビッシュやイチローさえ活躍すれば、チームの勝敗なんてど～ってことない』
という見方が主流なんでしょうね。

仕方がないですよね、こういう報道のされ方じゃ。

しかしながら、
本来野球やサッカーというのは、
こういった見方じゃないはず。

好きなチームこそを愛し、
そのチームが今どうなっているか、
それに毎日一喜一憂する。

そういったもんじゃないでしょうかね。

まあ、
日本で野球やサッカーを見ているのとおんなじってことですよ。

いくらある特定の選手のファンであったとしても、
その選手さえ活躍すれば・・・・・・
と思って試合を見ている観客なんて、
そうはいないはずですから。
日本では。


という観点から今季のメジャーを見てみると、
ちょっとした異変が見て取れますね。

ア・リーグの東地区です。

トップを走るのがオリオールズとレイズ。

ともに29勝20敗で貯金が9ずつ。
最高の出だしとなりました。

この地区はご承知の通り、
ヤンキースとレッドソックスの独壇場のような地区。

しかし今年は、
両チームとも足取りは軽やかではありません。

まあ、
それでもここのところ立て直してきて、
6月から7月にかけて、
首位をうかがう位置にまで上げてきています。

まあメジャーの場合、
7月のトレードがありますから、
ここでグッと戦力をアップさせてくる球団も出るはず。

弱いチームはここで主力を放出して今季の白旗を上げますから、
それ以降の8・9月は上位と下位の戦力差は歴然。

ということで、
首位を争うような上位のチームは、
下位チームから白星を”これでもか”というくらい積み重ねて、
90～100の白星を積み重ねるって寸法ですね。

もう20年以上も、
こういった図式は崩れずに続いています。


さて、
大注目となっているア・リーグ西地区。

ダルビッシュのレンジャーズが快走しています。
31勝18敗と貯金を13も積み上げ、
盤石な状態です。

数年前までは、
『レンジャーズは夏場にテキサスの灼熱地獄に疲弊して、ズルズル落ちていく』
が定番だったのですが、
最近はそれも克服気味で秋まで好調を維持していることが多いですね。

追いかける我がフェーバリット・チームであるエンジェルス。

大補強で優勝が”確実視”されていましたが、
開幕から大炎上状態が続き、
おまけに大枚はたいた主砲・プホルスが全くの当て外れ。
ワタシはずっと、
『今こそ松井を出戻らせるんだ！！』
と思っていました。

しかしなんとか、
ここにきて戦力も整いつつあり、
追撃態勢を整備しつつあります。

元々シーズンは【先行逃げ切り】ではなく【4コーナーからの差仕切り】が得意のチーム。
名将・ソーシア監督に期待しています。


面白いのは、ナ・リーグ東地区。

なんとあのナショナルズが首位に立っていますが、
最下位のフィリーズまでのゲーム差はわずかに4。

そのフィリーズ、
26勝24敗と、
貯金が2あります。

全チームが貯金生活という、
レベルの高い”どんぐりの背比べ”をしている地区です。

まあ、
フィリーズが出てくるんじゃないでしょうかね。

ディフェンディング・チャンピオンのカージナルスは、
中地区で2位といい位置につけています。

そして今季絶好調なのがＬＡドジャース。

オーナーチェンジで生まれ変わったか？
久しぶりの好調な戦いぶりで、
名門復活を狙っています。

オマリー一族が所有していたころの”あの”ドジャースカラーに早く戻ってもらいたいと、
ファンであるワタシは思っています。


ということで、
見どころは満載のメジャーリーグ。

日本人選手”だけ”見ているということではない固定ファン、
現在日本国内にどれくらいいるのでしょうか。
すそ野はかなり広がっていると思うんですが・・・・。

ＮＨＫも、
やっぱりその時々の”面白い試合”を映してもらいたいというのが、
ワタシの願いです。

スカパーを見れない我が家、
ＮＨＫ－ＢＳ見るしかないもんなあ・・・・。