高校野球の地方大会。
ついに土曜日12日には神奈川県大会も開幕。
続々と各地で熱戦が繰り広げられています。
高校野球の夏の地方予選は、
すべての3年生の選手たちにとって、
『負けると引退』の厳しい大会。
中学から野球を始めた選手でも6年間、
大半の選手は少年野球(学童野球)から野球を始めた子ばかりと思われますので、
『およそ10年分の思いのぎっしり詰まった』
大会ということです。
その選手たちの、
あの真剣な表情。
10年前のあの夏、
まだまだ140センチにも満たないちびっこだった彼ら。
ワーワーキャーキャーと、
『捕れた~~~』
『打てた~~~』
なんて喜んでいた彼らが、
一球に集中する素晴らしい目をしてボールを追っかけていく姿。
ヒットを打った時に高々と天に向かって拳を突き上げる姿。
たとえ出番はなくとも、
ベンチで声を枯らしている姿。
その姿を見るだけで、
本当に幸せな気持ちになりますね。
これがあるから、
やっぱり夏の高校野球は予選から『夏の風物詩』なんだと思います。
甲子園のように、
テレビに映ったり、スタンドでは全校生徒に大声援を送られていなくとも、
地方大会のスタンドには、
各選手の活躍を声を枯らして応援する【世界一彼を応援している】家族、友達、元監督、元コーチ。。。。。
などの姿があるはず。
たとえ一人でも、
その声援は彼にとって、
【世界一熱い】
ものです。
地方大会は、
そんな地方大会ならではの良さがぎっしり詰まった大会ですね。
球場に足を運ぶとその熱気、
体中を突き抜けていきます。
そんな中で各地で、
本当に熱くも厳しい戦いが行われていますね。
神奈川では早速初戦から、
甲子園経験のある平塚学園と藤嶺藤沢が激突。
千葉ではさらにその上を行く、
拓大紅陵と銚子商という、
片や甲子園Vチーム、片や甲子園準Vチームという、
大会の序盤ではありえないような、
豪華な対決もありました。
西東京では、
昨年旋風を巻き起こし準優勝に輝いた”新・都立の星”日野高校が延長で敗れ去るという波乱がありました。
まさに一寸先は闇。
サッカーワールドカップにも負けないほど、
過酷なトーナメント戦です。
地方大会の7月。
そこはドラマとノスタルジーの宝庫。
家でテレビを見て各大会のザッピングをするか、
それとも球場に足を運ぶか。
いつも迷ってしまうワタシです。
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