昨日ドイツの優勝で幕を閉じたサッカーのW杯。
1994年には自国でW杯を開催したこともあるのに、
これまでなんだか人気はイマイチだったアメリカ国内で、
今回はW杯人気が爆発したような報道をよく目にしました。
まあ、
考えてみれば当たり前の話。
”移民の国”アメリカでは、
サッカーの大好きなヒスパニック系の人たちもかなりの人口比率になり、
彼らは本当にサッカーが好きですからねえ。
更に元からの国民たちも競技の面白さにも目覚めたというか、
サッカーを『見る』ようになったということでしょう。
そんなアメリカではあるのですが、
やはり昔から『夏休みのお楽しみ』サマークラシックと言えばなんといっても野球。
4大スポーツの中で、
この時期にシーズンを戦っているのはこのMLBだけ。
それだけに”スポーツ好き”達の耳目も勢いこの競技に集まってきます。
今年の日本におけるMLBの報道は、
なんといってもマーくん一色。
そしてイチロー、黒田らも所属するヤンキースの一挙手一投足を追うという感じですね。
まあこの流れ、
松井秀喜がヤンキースに入団した頃から、
連綿と続いていますけどね。
しかしワタシは、
マーくんやイチローの成績は気になるものの、
『チームとしてのヤンキースを応援したことがない』人間です。
ダム・ヤンキースのMLBファンです。
ワタシの応援するチームはただ一つ、
エンジェルスです。
このエンジェルス。
2002年にワイルドカードから初めて出場したワールドシリーズで、
新庄のいたSFジャイアンツを破って初めて『ワールドチャンピオン』に輝きました。
この頃は、
オーナーも新しくなってチーム強化に金をバンバン使うようになり、
監督は”名将”の誉れ高いソーシア監督。
人気も高く球場に足を運ぶファンも多く、
ファンの後押しも非常に強かったため、
『これからエンジェルスは、MLBの中で常に優勝を狙うチームになっていけるはず』
という確信を持っていました。
そして、
毎年のように巨額の契約でチームの中心となる選手と契約を結び、
2004年~2009年までは、
6年間で5回の地区優勝。
毎年出場するプレーオフは、
もはや【当たり前の年中行事】と化していました。
しかしながら、
どうしてもワールドシリーズまでは勝ちあがって行けず、
毎年悔し涙を流してシーズンを終えなければなりませんでした。
そして流れは悪い方向に。
2010年以降は、
『笛吹けど踊らず』
の状態に陥って、
何だか地区優勝争いから遠ざかってしまうというポジションが定番化して来てしまうチーム状況が続いていました。
特に昨年は、
夏前から『な~んも、楽しみね~や!』
という状況でシーズンを終え、
『いったい、どしたの??エンジェルス?』
という嘆きを持って今シーズンを迎えました。
今年もなんだか、
前評判では【5チーム中3位】なんて書かれて、
『落日のチームにはなってほしくないなあ』
と思っていたワタシ。
案の定出足から何だか足取りは昨年までとそっくりのヨタヨタしたもの。
『おいおい、大丈夫か?』
と思って6月を迎えるところまで来たらあ~ら不思議。
何だか一気に加速してきちゃって、
昨日の『前半戦最後の試合』を勝ち、
5連勝で前半戦を締めると、
なんと前半戦の貯金がまさかの20!!!!!
7月は13試合で11勝2敗。
一気のスパークで、
首位アスレチックスをすぐそこまで追いつめてくることに成功したのでした。
前半戦の成績は、
MLBの全チームの中で、
アスレチックスに次いで2位。
今季の”メジャー最高勝率”も見えてきました。
と同時に、
今シーズンは『夢の2度目のワールドシリーズ』に駆け上がれるかもしれないと、
”海の向こうの出来事”ながら、
ワタシは既に興奮状態に陥っています。
『エンジェルスがワールドシリーズに出たら、今度こそは現地観戦!!』
と家族に公約してしまっているため、
家族は戦々恐々としているようですが、
妻もワタシと同様、
エンジェルスがすべてのスポーツチームの中で『最もカワイイチーム』であるので、
なんだか今年のこの快進撃を自分のことのように喜んでいます。
若き主砲・トラウトはMLBオールスターにもファン投票で選ばれ、
『不動のスター選手』の地位を固めつつあります。
これにベテランのプホルスをかませた【TP砲】の凄まじい威力が、
ライバルチームをさらに震え上がらせてほしいものです。
そういえばエンジェルス。
昔から『魚の名前』の選手が多かった。
エンジェルス一筋の外野手で2002年のWSでは大活躍だったのは、
サーモン選手でした。
その当時から、
向こうの新聞では『オールフィッシュチーム』なんて言って、
魚の名前を付けた選手たちのオールスターを作って遊んだりしていました。
その”系譜”を継ぐトラウトには、
ぜひともMVP級の活躍をして、
チームを2度目のワールドチャンピオンに導いてほしいと思っています。
さらに投手陣で、
待望久しかった若きエース・リチャーズが好調(11勝2敗)。
マーくんにも負けないほどの素晴らしい投球を続けています。
心配された投手陣の穴も埋まって来つつあり、
チームの状態は『アゲアゲ』です。
今年はエンジェルスの年!!!
オールスター明けに、
一気に行っちゃいましょう!!
こりゃあ今年の夏は、
MLB三昧になりそうだな!!
毎日ビールがうまいぜ。