≪ユニバーシアード日本代表壮行試合≫ ~神宮~
大学日本代表 2-3 NPB選抜
昨日は梅雨の晴れ間ものぞいた天気の月曜日。
野球は一服・・・・・・と思いきや、
楽しみな試合が、
【大学野球の聖地】神宮球場で行われました。
7月3日から韓国で行われるユニバーシアード大会の壮行試合、
大学日本代表とNPB選抜の戦いです。
両チームに、
いずれ日本のプロ野球を背負って立つたくさんの若手選手が出場して、
本当に盛り上がったいい試合でした。
大学日本代表の面々は、
ほぼ3,4年生が多く選出されており、
今年、来年のドラフトを騒がせる選手も多数。
『夢のプロ野球に向かって』
力を試しているという感じでした。
一方のNPB選抜。
こちらはまさに、
これからバリバリと1軍で活躍するために力を蓄えている金の卵たち。
先発の楽天・安楽は言わずと知れた昨年のドラフトの目玉。
4番には西武の若きホームランアーチスト、
”おかわり2世”の山川が座りました。
両軍のスターティングメンバーを見ると、
『高校野球オヤジ』のワタシのココロは本当にウキウキ。
大学代表では、
1番の佐藤(浦和学院⇒立大)から始まって、
高山(明大)、横尾(慶大)の日大三コンビ、
茂木(桐蔭⇒早大)、谷田(慶応⇒慶大)の神奈川高校野球コンビ、
坂本(履正社⇒明大)、吉田(敦賀気比⇒青学大)など、
ずらりと並ぶメンバーは高校野球の懐かしい顔ばかり。
その彼らが数年間でしっかりと成長した姿を見ることができました。
一方投手では、
先発濱口(神奈川大)⇒田中(創価大)⇒高橋(専大)⇒上原(明大)
とつなぎましたが、
上原をのぞいてはいずれも2,3年生の投手。
しかも高校時代の実績よりも大学で力を伸ばした、いわゆる『たたき上げ』の選手ばかりで、
こちらも楽しく見ることが出来ました。
圧巻だったのは、
なんといっても田中投手(創価大)のピッチング。
いきなり150キロ台を連発するなど、
それまで快打を連発していたNPB選抜の勢いをぴたりと止め、
4イニングパーフェクトの、7者連続を含む8奪三振。
ものすごいものを見せてもらいました。
昨年の全日本大学選手権で鮮烈、いや、戦慄のデビューを飾った田中投手。
今年もその姿を全日本で見るのを楽しみにしていたのですが、
残念ながらリーグ戦で敗れて全日本の出場はならず。
それゆえワタシも、
田中投手のピッチングを見るのは約1年ぶりのことでした。
2年⇒3年に至る大事な時期、
『ドラ1の目玉、ほぼ確定』のこのキラ星は、
実に順調に成長を遂げていました。
昨年と比較しても、
勢いだけではないマウンド上の落ち着きのようなものも感じられましたし、
これは来秋のドラフト会議、
争奪戦がものすごいことになりそうです。
そしてもう一人、
3番手の高橋投手(専大)のピッチングも楽しみでした。
彼のピッチングは高校時代の関東大会で何度か見ましたが、
彼もまた大学で順調に階段を上っているところですね。
長身を折り曲げて、
長い腕を振って投げてくるサブマリンは、
なかなか打つのに骨が折れると思います。
しかも彼は、
球速も130キロ台後半が叩き出せるので、
『下手投げの速球派』として、
これからの成長が楽しみです。
NPB選抜では、
ワタシが西武のファンということもあり、
”アグー”山川のバッティングと、
”ルーキー”高橋光成のピッチングが最大の注目点だと思っていました。
が、
やはり野球って見始めると、
そんなことよりも、
その試合で動きとかプレーが素晴らしい選手に、
ついつい目が行ってしまいますね。
昨日目立ったのは、
打者では何と言ってもロッテの大嶺選手ですね。
トップバッターとして登場、
初回まず相手の出鼻をくじき、
それ以降も打撃で、守備で、
『これがプロの力だ!』というところを、
見せてくれました。
というよりも、
観客を魅了しましたね。
素晴らしいスピードとキレを持った、
スター候補ですね。
山川も初回に2ランを放ち、
面目を保ちました。
投手は9人も入っていたのでどうなるかと思いましたが、
キッチリと1イニングずつつないで大学代表を2点に抑え、
3-2で勝利をもぎ取りました。
いずれにしても、
鳴り物の応援がなかったこの日、
ベンチからの声などもよくグラウンドに響き渡り、
いつもとは違った感じで楽しめました。
大学代表だけでなくNPBの方もよく声が出ていて、
かなりの本気度で試合に臨んでくれているのが分かり、
白熱した試合となりました。
大学日本代表には、
ユニバーシアードでぜひ金メダルを獲ってきてもらいたいですね。
そういえば8月の終わりには、
この大学日本代表チームが、
今度はU-18高校日本代表チームに胸を貸します。
U-18高校日本代表壮行試合が、
甲子園球場で行われます。
サッカーと違い、
野球はなかなか別カテゴリーのチーム同士の試合というのはこれまで、
お目にかかることはなかったのですが、
『侍ジャパン』
を作ることでこの垣根が取り払われて、
こんな対戦が組まれるようになりました。
とてもいいことだと思いますね。
侍ジャパンの存在意義、
何か今ひとつしっくりこないものがありましたが、
こういった『縦ラインでの強化』が可能になるのであれば、
大歓迎です。
いずれにしても、
とても有意義な、
昨日の壮行試合でした。
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