DeNAが勝った！ さあ、日本シリーズだ！

セ・リーグCS第5戦。

DeNAが広島を圧倒。
4連勝で通算4勝2敗（アドバンテージ1勝含む）で、
広島を下して日本シリーズへ進出を決めました。

あの歓喜の98年以来19年ぶり、
3度目の出場です。

過去は三原マジックでの日本一、
そしてマシンガン打線と大魔神での日本一と、
シリーズは2戦2勝。
3度目もまた、
『最強王者』SBを向こうに回して、
やってくれるでしょう。


まあ、昨日はすごかった。
前の試合で完全に目覚めた筒香が2本のアーチをかけると、
打つわ打つわの16安打5本塁打。

広島のお株を奪うような猛打で、
日本シリーズのキップを文字通り”奪い取った”という感じです。

横浜での最終戦で、
ラミレス監督は『必ず日本シリーズで横浜に戻ってくる』
とファンに約束していましたが、
まさか本当になるとは思いませんでした。

思えば前回の優勝に沸いた98年以来、
20年近くにわたりそのほとんどの年を『テールエンド』で過ごしてきたDeNA（横浜といった方がいいかな）。

優勝した後は、
98年の優勝する前（30年以上にわたり優勝できなかった）よりもチームは弱くなったなんて言われていましたが、
結果的にはやはり『情熱のある親会社』がチームを持ったことで、
チームは劇的に変化してきました。

あの手この手で観客動員、そしてファン層の拡大を目指してきたDeNAというチームの、
その努力が実って野球の神様がご褒美をくれた、
そんな風に感じています。

中畑監督からラミレス監督。

やっぱり横浜には、
”明るくめげない監督”が似合っています。

まだまだ『風頼み』というところのある発展途上のチームですが、
その風をうまくつかんだときは、
このCSのように思わぬ力を発揮しますね。

打線が当たってきたのも確かにCS勝ち抜けの要因ではありますが、
なんといってもワタシが感じるのは、
投手陣の頑張りです。

昨日は先発の石田が悪いと見るや、
なんと1イニングで交代。

そして『まさかの三嶋』が好投すると、
4回からは先発ローテの濱口を大胆につぎ込んできました。
心配性のワタシは、
『もし負けたら、明日の戦いはどうするんだ～！』
と叫んでいましたが、
『今日で決める。勝のチャンスは絶対に逃さない』
という気合の入った采配に、
脱帽せざるを得ませんでした。

見事です、見事すぎます。

結局広島に反撃するスキを見せずに、
終盤の3回はエスコバー⇒パットン⇒山崎
できっちりと締めてくれました。

このCSに入ってからさえる采配は、
代打起用にも表れていましたね。

昨日もチャンスで起用したルーキーの細川が、
見事に期待に応えて勝ち越しのタイムリー。
この細川という選手は、
本当に雰囲気がありますね。
次代を担う選手の匂いが、ぷんぷんします。


ということで、
西へ西へと向かうDeNAの”終わりなき旅”は、
いよいよ本州を超え、
九州に上陸です。

そこにはまさに、
プロ野球を牽引する”難攻不落の巨艦”SBが待ち構えます。

こちらもCSファイナルは3連勝で一気に決着をつけて来て、
現在絶好調です。

しかも心強いのは、
あの主砲・柳田が復活したことです。

この難敵を倒すには、
やはりCSで培った勢いでしょう。

勢いそのままに、
SBを飲み込んで、
一気に決着をつけたいところです。

そして土日の1・2戦が終わると、
いよいよ待ちに待ったあの大観衆が待ち受けるハマスタへ、
戻ることができます。

チームの好材料はまさに、
主軸に当たりが戻ったこと。

そして投手陣は、
誰しもがしっかりと結果を出せるという信頼感があること。

予想ではほとんどの人がSBを推すでしょうが、
わかりませんよ、このシリーズ。
そう簡単にはいかないと思っています。

『史上最大の下克上』
完成なるか。

DeNAの最後の戦いに、
期待感がいっぱいです。

おめでとう、ベイスターズ！！