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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

高校野球もついにタイブレーク導入へ

2017年06月14日 | 高校野球

~日刊スポーツより~
日本高野連は13日、
大阪市内で技術振興委員会を開き、
試合の早期決着を促すタイブレーク方式を来春のセンバツから導入する方向で意見がまとまった。



ついにこういう流れになりましたか。
高校野球の世界でも、
ついにタイブレークの導入となりました。

春季地区大会などでは、
すでにタイブレークが導入されていますから、
この方式が導入されたということでの違和感はありません。

先の全日本大学選手権でも導入済のため、
『全国大会』という大舞台での導入にも、
違和感を感じることはありません。

しかしこの導入は、
”高校野球”という世界を、
かなり大きく変えていくでしょうね、
良しにつけ悪しきにつけ。

来春の選抜から導入ということですが、
それならばそのセンバツの半ば『予選』と化している秋季地区大会から、
導入しなければならないのではと考えています。

要するに、
『この秋の新チームから導入』
ということです。

『いったいどんな方式のタイブレークになるのか?』
ということも、
気になりますね。

大学選手権のように、
延長に入った回からすぐにタイブレークになり、
『1死満塁から打順は自由選択』
ということでしょうか。

それとも別の方式になるでしょうか。

いずれにしても、
タイブレークとは『早期決着戦』ですから、
1死満塁から開始というのは変わらない気もしますね。

大学選手権を見て改めてタイブレークというものを考えたのですが、
サッカーにおけるPK戦同様、
『凝縮された勝負の時間』
ということで、
そのドキドキ感は半端じゃなく、
人気を博することも予想されます。

そしてタイブレークが始まるときの、
両チームの虚々実々の駆け引きというのもあって、
そこもまた面白さでもあります。

打順を何番からの選択にするのか?
先攻のチームは、果たして何点を狙っていくのか?
投手は続投なのか、それとも継投なのか?

・・・・などなど、
いろいろなベンチの駆け引きが見られて、
面白いですね。

そしてこの方式が導入されると、
果たして『強いチームが有利なのか?』
それとも『一発に賭けるチームがどんどん波乱を起こすのか?』
ということも気になりますし、
何よりも『そこまでノーヒットで押さえていたピッチャーが、一本もヒットを打たれずに負けるというケースも結構出るのでは?』
なんて妄想もしちゃったりしています。


ワタシは、
高校野球の選抜大会においては、
導入することに賛成です。

野球の質が変わることは想定されますが、
それも時代の流れでしょう。

春に無理をしすぎることで、
夏の大会までその無理を引きずっちゃう、
まあ言ってみれば『先場所の稀勢の里』みたいにならんとも限らんし。。。。。。
そんなことの対策としては、
いいかもしれませんね。

その導入方法としては、
延長12回までは延長戦、
それ以降はタイブレークというのはどうでしょうか?

そのココロは、
12回まで試合をやって決着がつかなければ、
【決着戦】たるタイブレークで決着をつけてもお互い納得できるだろう、ということ。
もし10回からすぐにタイブレークだとすると、
まだ両チームともに『戦いきっていない』感情が残るのではないかと思うからです。

もちろん方式は、
1死満塁から打順選択制で開始。

むしろ一歩進めて、
無死満塁からでもいいかもしれません。


そして、
これだけは絶対に言っておきたいこと。

それは、
夏の選手権大会には、絶対に導入しないでほしいということ。


なぜならば、
球児たちが3年間のすべてをかける大会で、
この方式で決着をつけさせられて負けたら、
納得できない、やり切っていないと思う球児が必ず出ると思うからです。


ワタシはこのブログでもたびたび言っているのですが、
高校野球の【目指すべき大会】は何といっても夏の選手権大会であり、
そこにこれまでのすべてをぶつける球児がほとんどだと思うので、
春の選抜大会は『ちょっと毛色を変えた大会』にすべきだという考えを持っています。

一番いいのは、
『選抜大会』なのだから、
地区優勝校以外の出場校はすべて≪選抜された学校≫でいいのではということ。

その延長にタイブレークという、
『夏の大会とは別の決着方法』が導入された大会である、
なんていう定義づけをしてもいいのではないか、
そんなことを今回の件でもまた、思いましたね。

時代とともに変わっていく高校野球。

ワタシが子供のころ見ていた高校野球と今の違いをざっとあげると、

・代表校 ⇒ 各都道府県1代表校へ
・組み合わせ、その都度フリー抽選 ⇒ 一定の方式へ
・延長は18回 ⇒ 15回へ
・ベンチ入りメンバー14人 ⇒ 18人へ
・タイムの回数無制限 ⇒ 攻撃・守備各3回へ
・監督が選手をベンチに呼びアドバイス可能 ⇒ 選手の伝令を送るのみ

これだけの違いがあります。

時代時代によって、
やはり大会はリニューアルし続けなければならないと思います。

そういう意味でも、
今回の変革は、
理解できるものがありますね。

*単純に投手の疲労軽減という意味だけでは、もろ手を挙げて賛成するものではありません。一部強豪校以外では、今回の改革、歓迎する向きは多いかもしれませんね。



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