ストーブリーグに突入して1ヶ月。
各球団は秋季練習を終え、
完全なオフのシーズンに突入しています。
そこで出てくるのが、
来季の契約の話。
12月にはいると、
いよいよ1軍レギュラークラスの契約更改が始まります。
昨日もたくさんの選手が契約を更改しました。
しかし契約の更改のニュースを聞くと、
最近はいつも違和感を覚えてしまうのはなぜなのでしょうかね?
まず西武の涌井投手の例。
14勝をあげたものの、
およそエースとは呼べないようなピッチングの連続。
しかし契約更改の席では球団から、
『本当はマイナス査定だが、これまでの功績を認めて現状維持にします』
と言われたの言われなかったので、
結局立腹したのでしょうか、
判を押さないまま帰ってきたとの事。
このニュースを耳にして、
プロ野球の世界って、
とことん甘いんだなあ、
と思ってしまいました。
彼の今季の年俸は2億を優に超えています。
それを基準に考えた場合、
どう考えてもマイナス査定でしかない今季の成績でも、
やはり『曲がりなりにも14勝をあげたんだから』年俸はアップですか?
じゃあ、査定って何のためにやっているのでしょう。
やった時はドーンとあげてもらうけど、
やらなかったときは下がる。
これが本来のあり方なんじゃないでしょうか。
その点では、
ソフトバンクと契約した内川、細川の契約は、
非常に妥当性があると思います。
インセンティブを厚くして、
好成績を残せばドーンと年俸は跳ね上がり、
だめならばベースの金額まで落ちていく。
しかし複数年契約で、
一応の安定は図る(不慮のケガなどのリスクに対して)。
契約って、
そういうものでしょう。
ワタシは、
80年代ぐらいまでの契約の方式、考え方に基づくのであれば、
選手のそれまでの球団に対する功績などは、
総合的に考えて年俸を決めていいと思います。
(要するに、だめだった年も、これまでの功績を考えて来季の年俸は下げない・・・など)
しかし、
年俸がバブって上昇し、
それが当たり前と感じているような選手たちが跋扈する今のプロ野球、
FAなど移籍の自由もかなり認められている現代の野球においては、
『これまでの功績』などを年俸に反映させるなんて、
チャンチャラおかしい考え方です。
そもそも、
ヤクルトや横浜を見るまでもなく、
現在の球団の収益構造の中で、
選手の年俸のみが高止まりしている現状って、
明らかにいびつでおかしいものという気がしています。
今季もそうですが、
来季以降ますますテレビ中継などが削られ、
球団に入る放映権料や広告費などが収益を圧迫すると考えられている【プロ野球】というもののなかで、
選手の年俸だけカットされないのはどう考えてもおかしいと思っています。
バブルの頃の日経平均が38,000円あまり。
昨日の日経平均は約10,000円。
約4倍の開きがあります。
これほどの開きはないものの、
この頃から比べてもプロ野球の選手の年俸だけは上がり続けていると言う現状、
おかしいと思いませんか?
巨人戦の視聴率平均も、
ピーク時に比べると1/3~1/4ぐらいになっているはず。
世の中も長いデフレ状況から脱却できていません。
それでも上がり続ける年俸。
言いたいことを言う選手たち。
巨大な赤字を垂れ流し続けていながら、今なお同じような経営姿勢をとる球団。
すべてがいびつで、
『もしかしたら本当に、このまま行ったらプロ野球はつぶれるんじゃないか?』
とさえ思ってしまいます。
たかだか12~13勝ぐらいの投手や、
2割7.8分、20本ぐらいの選手が、
1億や2億簡単に取っていく世界。
その球団の親会社は、
そういって支出した経費の赤字を、
本社経費で捻出しているという事実。
その赤字補填の原資って、
その親会社の社員達が稼いできた金なんですよ。
極めつけは岩隈かな?
ワタシは彼がポスティングの犠牲になったなんて、
これっぽっちも思ってませんよ。
円高の中あれだけの年俸を提示されながら、
『球団の姿勢がいや』とかで交渉を決裂させた選手としか思っていません。
『彼は野球がしたかったんじゃなくて、やっぱり金が欲しかっただけじゃないの?』
そんな風に思ってしまいます。
昨日契約交渉に臨んだ埼玉西武の中島選手。
交渉の席に弁護士を同席させて、来季終了後のポスティング希望を伝えたそうです。
来年ポスティングになった際には、
どうか『MLB球団の提示金額が低いから、いくのや~めた』
とだけはならないでね。
というよりも、
こんな出て行くとわかっている状況で彼を応援する気はないので、
トレードでもして早く球団を出て行って欲しいね。
別の意味での『マネーボール』が跋扈するプロ野球界。
黄昏時ですかね。
各球団は秋季練習を終え、
完全なオフのシーズンに突入しています。
そこで出てくるのが、
来季の契約の話。
12月にはいると、
いよいよ1軍レギュラークラスの契約更改が始まります。
昨日もたくさんの選手が契約を更改しました。
しかし契約の更改のニュースを聞くと、
最近はいつも違和感を覚えてしまうのはなぜなのでしょうかね?
まず西武の涌井投手の例。
14勝をあげたものの、
およそエースとは呼べないようなピッチングの連続。
しかし契約更改の席では球団から、
『本当はマイナス査定だが、これまでの功績を認めて現状維持にします』
と言われたの言われなかったので、
結局立腹したのでしょうか、
判を押さないまま帰ってきたとの事。
このニュースを耳にして、
プロ野球の世界って、
とことん甘いんだなあ、
と思ってしまいました。
彼の今季の年俸は2億を優に超えています。
それを基準に考えた場合、
どう考えてもマイナス査定でしかない今季の成績でも、
やはり『曲がりなりにも14勝をあげたんだから』年俸はアップですか?
じゃあ、査定って何のためにやっているのでしょう。
やった時はドーンとあげてもらうけど、
やらなかったときは下がる。
これが本来のあり方なんじゃないでしょうか。
その点では、
ソフトバンクと契約した内川、細川の契約は、
非常に妥当性があると思います。
インセンティブを厚くして、
好成績を残せばドーンと年俸は跳ね上がり、
だめならばベースの金額まで落ちていく。
しかし複数年契約で、
一応の安定は図る(不慮のケガなどのリスクに対して)。
契約って、
そういうものでしょう。
ワタシは、
80年代ぐらいまでの契約の方式、考え方に基づくのであれば、
選手のそれまでの球団に対する功績などは、
総合的に考えて年俸を決めていいと思います。
(要するに、だめだった年も、これまでの功績を考えて来季の年俸は下げない・・・など)
しかし、
年俸がバブって上昇し、
それが当たり前と感じているような選手たちが跋扈する今のプロ野球、
FAなど移籍の自由もかなり認められている現代の野球においては、
『これまでの功績』などを年俸に反映させるなんて、
チャンチャラおかしい考え方です。
そもそも、
ヤクルトや横浜を見るまでもなく、
現在の球団の収益構造の中で、
選手の年俸のみが高止まりしている現状って、
明らかにいびつでおかしいものという気がしています。
今季もそうですが、
来季以降ますますテレビ中継などが削られ、
球団に入る放映権料や広告費などが収益を圧迫すると考えられている【プロ野球】というもののなかで、
選手の年俸だけカットされないのはどう考えてもおかしいと思っています。
バブルの頃の日経平均が38,000円あまり。
昨日の日経平均は約10,000円。
約4倍の開きがあります。
これほどの開きはないものの、
この頃から比べてもプロ野球の選手の年俸だけは上がり続けていると言う現状、
おかしいと思いませんか?
巨人戦の視聴率平均も、
ピーク時に比べると1/3~1/4ぐらいになっているはず。
世の中も長いデフレ状況から脱却できていません。
それでも上がり続ける年俸。
言いたいことを言う選手たち。
巨大な赤字を垂れ流し続けていながら、今なお同じような経営姿勢をとる球団。
すべてがいびつで、
『もしかしたら本当に、このまま行ったらプロ野球はつぶれるんじゃないか?』
とさえ思ってしまいます。
たかだか12~13勝ぐらいの投手や、
2割7.8分、20本ぐらいの選手が、
1億や2億簡単に取っていく世界。
その球団の親会社は、
そういって支出した経費の赤字を、
本社経費で捻出しているという事実。
その赤字補填の原資って、
その親会社の社員達が稼いできた金なんですよ。
極めつけは岩隈かな?
ワタシは彼がポスティングの犠牲になったなんて、
これっぽっちも思ってませんよ。
円高の中あれだけの年俸を提示されながら、
『球団の姿勢がいや』とかで交渉を決裂させた選手としか思っていません。
『彼は野球がしたかったんじゃなくて、やっぱり金が欲しかっただけじゃないの?』
そんな風に思ってしまいます。
昨日契約交渉に臨んだ埼玉西武の中島選手。
交渉の席に弁護士を同席させて、来季終了後のポスティング希望を伝えたそうです。
来年ポスティングになった際には、
どうか『MLB球団の提示金額が低いから、いくのや~めた』
とだけはならないでね。
というよりも、
こんな出て行くとわかっている状況で彼を応援する気はないので、
トレードでもして早く球団を出て行って欲しいね。
別の意味での『マネーボール』が跋扈するプロ野球界。
黄昏時ですかね。