SPORTS! SPORTS! 寝てもさめても

16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

パ・リーグ百花繚乱

2010年12月07日 | プロ野球
今年もプロ野球は、
「年々不人気」「テレビ中継激減」など、
ネガティブな話題が多かったのですが、
どっこいパ・リーグ党のワタシは、
プロ野球人気は【沸騰】と感じています。

一部人気球団に偏るセ・リーグと違い、
パ・リーグは新世紀に入る前後から各球団が【地域密着】を打ち出し球団の体質を徐々に変えてきました。
もちろんその途中には、
近鉄球団の消滅などという衝撃の出来事もあったわけですが、
一歩一歩、その地歩を固めてきました。

そして昨今。
パ・リーグの球団はどこも、
なかなかの観客動員数となって、
成果が現れ始めています。

【地域に愛される球団】
というコンセプトは、
各地域で完全に根付いているように感じられます。

そして今年は、
千葉ロッテの下克上からの日本シリーズ制覇。
クライマックスシリーズをいち早く導入したパ・リーグ各球団にとっても、
エポックメーキングな出来事になりました。

その興奮もさめやらない中、
来年は更に盛り上がる要素が満載です。

そのひとつは、
なんといっても早稲田の【何かを持っている男】斎藤の北海道日本ハムへの入団でしょう。

昨日は内定の記者会見が行われました。
しっかりとした言葉で話す斎藤投手。
北海道でも人気は抜群でしょう。
徐々に実力を発揮して、
本物のプロ野球のスターに成長して欲しいと思います。

そのほかでも、
動きが活発な各球団。

今年はVを達成しながらCSで悔しい負けを喫した福岡ソフトバンク。
FAで内川(横浜)と細川(西武)という二人を獲得。
今年足りなかったピースを、
しっかり埋めていこうという姿勢がうかがわれます。

そして星野新監督を迎えた東北楽天。
元メジャーリーガーである岩村、松井稼を獲得し、
【12球団No1】ではないかという内野陣を作り上げつつあります。
しかも星野監督には更なる朗報が。
結局ポスティングをした岩隈もチームに戻ってくることが正式に決まりそうです。

*ところで、岩隈は、へそを曲げちゃうと大変だもんねえ。チーム合併の時だって、頑としてオリックスへの移籍を拒んで楽天入りしたし・・・・・・。かなり難しい選手だね。ワタシはオークランドがこの円高にもかかわらず今年の岩隈の楽天での年俸を上回る提示をしていたんだから、移籍しちゃえばいいと思うんですがねえ。はっきりいって、こういったことに過度にこだわる選手は、MLBでは活躍できないと思うけどねえ。日本選手の"契約バブル"は、松坂や井川、福留あたりの失敗でとっくに終わってるという状況なんだけどねえ。

楽天という【単年度黒字】に固執するチームとしては、チーム運営はかなり厳しいことになるでしょうが、ファンにとってはこたえられない陣容になりそうです。

オリックスも積極的に動き出していますね。
昨日も横浜から寺原を獲得しました。高宮もですか・・・・・。
いいトレードになりそうですね。

千葉ロッテ、埼玉西武はあまり動きはありませんが、
どのようにチームの骨格を決めていくでしょうか?
両チームともに、
中心となる選手の離脱があり、
若干出遅れている感じはありますが。


ふた昔前までは、『巨人にあらずばプロ野球にあらず』の時代が長く続いたプロ野球。
FA制度が導入されてからは、
FA資格を獲得した選手たちは、
『セ・リーグへ、セ・リーグへ』
と流れていきました。

しかし、
流れは完全に変わって、
今はメジャー、パ・リーグに流出する選手も多数。
ようやくパ・リーグもセ・リーグに伍していける体制を手に入れたといえるでしょう。

巨人戦のTV視聴率がどんなに落ち込んだって、
パ・リーグの試合を見に足を運ぶ人たちは明らかに増えています。

この現象を、
どう見るでしょうか。

ますます【新時代】を迎えるプロ野球。

やっぱり目が離せない存在です。


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