今年の箱根駅伝。
青学大が往路に続き復路も圧倒的な強さを見せて、
新記録の快勝。
それにしても強かった!
往路で“本命“駒大に2分38秒の差をつけて迎えた今日の山下り、6区。
駒大は「ここで2分以内の差につめる」と意気込んで臨んできましたが、
青学大はそれをものともせずここでも快走。
終わってみれば4分17秒に差を広げて、
7区以降の選手に楽な展開を作りました。
そしてそれに応えて各選手が快走に次ぐ快走。
まさに「圧倒的」という言葉がぴったり来るほどのレース展開で、
最後まで2位以下を引き離してゴール。
2年ぶり7度目の優勝を飾りました。
原監督の「負けてたまるか」という気迫が各選手に乗り移り、
全員が鬼のような走りでしたね。
駒大は往路で、
キッチリ走っているにも関わらず青学大に離されていくというレース展開で、
本当に心を折られた感じでした。
しかしそれでも一度も2位を譲らなかったのはさすがとしか言いようがありません。
苦しい今年のレースを終えて、
「最強のタレント軍団」は、
来年どのように捲土重来を期してくるでしょうか。
楽しみです。
大学初の3位に輝いたのは城西大。
見事でした。
今年は期待された箱根でしたが、
その通りの結果を出すのは本当に難しいこと。
「目標3位」
と言っていてその通り結果を出したのには驚きました。
そして今年のMVPには5区の「山の妖精」山本が輝きました。
思えば城西大は、
一昨年には予選で敗れ本大会に出場すらできなかったんですよね。
それを思えば、
ホント地獄から天国です。
これから新しい歴史を紡いでいって欲しいですね。
そしてシード争いは、
今年も激烈でした。
一度はシード権に強豪の中大が入り「このままシード校は決まりだな」と思われましたが、
そこから意外な展開になりました。
中大は7区吉居の快走で大きなリードを奪うも、
8区で失速して結局それをリカバーすることができずまさかのシード落ち。
やはりインフルエンザの蔓延の影響がものすごく大きかったですね。
8区、9区で東海大と大東大が最後の椅子をわずか1秒差で争うという痺れるような展開になりましたが、
最後の10区で大東大が逆転でシードを奪いました。
大東大は、
7区終了時点では7位と安全圏にいたものの、
8区の留学生・ワンジルの大ブレーキで11位に転落。
しかし9区、10区で再度逆転しました。
思えば大東大は、
立川の予選会でも、
ワンジルが失速したものの日本人選手たち全員が快走して、
予選会をトップ通過したんですよね。
力のある選手が揃っていたところが勝因で、まったく留学生頼みではない、
さすがのレースでした。
シード復帰ならなかった東海大は、
5区の山登りと7区のエース・石原の失速が響きました。
12位の国士大は、
30数年ぶりのシード獲得はなりませんでしたが、
いいレースでした。
結果的には、
貯金を期待された留学生カマウが誤算でした。
ワタシの「1番近くのチーム」で、
毎年応援しているのですが、
今年は1番いいレースでした。
期待以上だったチームも、
期待に届かなかったチームもあると思いますが、
これだけ日本全国をコーフンの坩堝に叩き込む大レースでのこと、
これを今後の人生の糧にして、
進んでいって欲しいと思います。
今年も楽しかった!
100回目の箱根駅伝は、
また新たな感動を生みました。
新たな世紀に入る来年の箱根駅伝まであと365日。
果たしてワタシ、
待つことができるのかなあ。