箱根駅伝あと3週間。 青学大の連覇なのか？それとも国学大の3冠なのか？

師走は時の経つのが、
いつもにも増して早いですね。

もう箱根駅伝まで、
3週間となってしまいました。

昨年は駒大が圧倒的に強くて、
それを青学大がどう崩すかということが言われていましたが、
今年はまた様相が変わってきていますね。

昨年の駒大のポジションにいるのが、
今年の出雲、全日本のタイトルを取り2冠を達成している国学大。

エース平林を軸に、
山本、上原、青木らが揃っていて、
戦力的には青学大、駒大に引けを取りません。

あとは5区の山登りをどうするのか？
前田監督は平林の起用をほのめかしたりしていましたが、
マラソンで来年世界を狙う平林に、
ダメージの残る5区を任せることはないというのがワタシの見方ですが、
どうでしょうか。

それから青学大、駒大と比較して、
箱根駅伝の優勝経験がないという事も、
復路で激しい競り合いになった時にどう出るか。

新たな歴史を刻むには、
どうしても箱根のタイトルが欲しい国学大。
今年はその最大のチャンス。
往路でトップを奪い、
復路はしっかりとレースを組み立てていくという展開に持ち込めれば、と思います。


本命と目される青学大は、
箱根連覇を狙います。

今年もハーフマラソンの距離を10人そろえるというこの箱根駅伝では、
やはり抜けた存在なのかな、と思いますね。

黒田、太田、鶴川の3本柱は、
いずれもタフでスピードもあり、
おまけに粘り強い走りができるので、
箱根を戦うにはうってつけの存在ですね。

彼らがしっかりとレースを作り、
その勢いを他の区間の選手たちが受け継いで、
その中から新たなヒーローが生まれるというのが、
青学大の勝ちパターン。

そんなレースに持っていけるか。

山上りにはスペシャリストの若林選手がスタンバイし、
山下りにも野村選手が控えるこの布陣は、
まったくスキが見当たりません。


この2校を脅かすのは、
昨年この箱根の大本命で、
今年は２大駅伝をいずれも2位の駒大しかないでしょう。

篠原、山川の2本柱が、
どこまで国学大、青学大のエースにくらいついて行けるか。
それともいっそぶっちぎっていくのか。

佐藤の復帰や、
全日本で豪快な走りを見せた伊藤など、
しっかりと秋から底上げもできている感じなので、
優勝争いを演じる底力は十分と見ます。


この3校の争いは、
各校が力を出せば、
ものすごいハイレベルな争いになる可能性も大きいですね。

多分今年のレースは、
この3校の中から優勝チームが出る公算が90％ぐらいあるのではないでしょうか。

ここに今年の駅伝で結果を残してきている創価大や、
昨年ブレークした城西大が絡んでくる可能性もあります。

両校ともに外国人留学生を擁しているので、
彼らが額面通りの走りをして流れをつくれば、
面白い戦いになる可能性もあります。

そして中大。
10000ｍのエントリー選手平均では出場校トップクラスの成績を残すも、
エースクラスを外して臨んだ箱根予選会や、
その後行われた全日本で結果を残せていませんね。

今年は「いい流れ」が来ていない中大が、
巻き返せるのか、それとも沈むのか。
注目しています。

早稲田も今年はまずまずの成績。
優勝を争えるほどではないものの、
しっかりシード権内に食い込むことは予想できます。

名門の東洋大は、
今年は出雲、全日本ともに二けた順位。
かなり危機感はあると思います。

一方で日の出の勢いなのが今年指導体制が一新された立教大。

昨年は指揮体制が不明瞭なまま迷走したものの、
見事に箱根に出場し、順位も上げました。

今年は新たな指導体制になり落ち着いてきて、
箱根予選会はトップ通過、
そして全日本ではまさかのシード権獲得です。

当然この箱根も、
シードを狙ってきていることは確かですね。

ひとりひとりの走りが本当に安定していて、
シードを獲得しても何らおかしくないレベルまで、
上がってきていると思います。


例年と比較しても、
今年の注目度は高いのではないかと思わされる、
今回の箱根駅伝。

さて、
どんなレースになるでしょうか。

12月に入って、
ワタシが勝手に「師走の風物詩」と呼んでいる、
「1区で走るであろうランナーの、早朝の都心の試走」
が今年もちらほらと、見受けられるようになっています。

彼等の走りを見て、
「がんばれよ～」
なんて心の中で叫ぶのが、
ワタシのひそかな楽しみです。

ちなみに、
早朝のワタシのウォーキング中に出会う、
ＡG大、NT大、ＫＳ大らの選手の中で、
ＫＳ大は今年出場しませんので、
エールを送れないのが残念ではあります。

そんなこんなであと3週間。

ああ、その3週間の間に、
クリスマスあり、会社の締めあり、年末年始もあるわけなんですよねえ。。。。

まさに行事てんこ盛りの年末。

体調だけには気を付けて、
楽しく今年も箱根のレース、
見ようと思っています。