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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

第94回全国高校野球選手権  第6日  済々黌の野球を堪能!

2012年08月14日 | 高校野球

≪第94回全国高校野球選手権≫

【第6日】

第6日に入った甲子園。
どんよりの一日かと思いきや、
またも天気予報は”はずれ”。

しっかりと1日4試合、
やることができました。

お盆休みということもあって、
甲子園は第1試合から4万7千人の【満員札止め】の大観衆。
そんな中で、
第3試合には大阪桐蔭が登場。
グレードアップした攻守を見せて、
しっかりと初戦を突破しました。

その大阪桐蔭と次戦で当たる熊本代表の済々黌。
そのグラウンド内外のすばらしい野球を、
堪能する一日となりました。

黄色一色に染まった3塁側アルプススタンドは、
押すな押すなの大盛況。
大観衆を飲み込んで、
一糸乱れぬ伝統の【大声援】をグラウンドに送り続けます。

多分その数、
5,000人を超えるほど。
『すんげ~』
応援でした。

応援団長は中等学校時代の流れを汲む『バンカラ』の姿で異彩を放ち、
その存在感をアピールしていました。

さすがは伝統校!

見事なたたずまいでしたね。


応援で圧倒したあとは、
グラウンドでも相手を圧倒します。

この日は済々黌がまさに済々黌たらんとするような、
すばらしい試合を見せてくれました。

2年生エースの大竹投手。
この予選で『全国でも指折りの打線』を持つ九州学院を完封。

それだけでワタシは『見たくて見たくてしょうがない』投手のリストに加えていました。

そして今日、
彼のピッチングの真骨頂を見た気がしました。

低めに伸びのある速球と切れ味鋭いスライダー、
そしてタイミングを狂わすシンカーを投げ分け、
4割打線の鳴門にまったくバッティングをさせませんでした。

「あっぱれ」
という以上に、
『大会屈指の好投手ではないか』
という評価が出来るほどのピッチングでしたね。

そしてそのエースを支えるバックは、
精度の高い守備で何度もエースを助けました。

攻撃力もなかなかのもの。

ドラックバント、足攻、狙いだまの絞り方・・・・・。

彼らは、
野村監督言うところの『弱者の戦法』を研究し、駆使して、
強者を一丸となって倒しに行く【強打線】です。

そして感心してしまったのは、
7回の追加点のシーン。

1死1・3塁でエンドラン。
快音を残した打球は不運にもショートの真正面。
捕球したショートは、
ダブルプレーを狙って1塁へ転送。
ダブルプレー完成でチェンジ!

と思いきや、
1塁転送の前に3塁ランナーはホームを駆け抜けていたので、
済々黌に貴重な【1点】が記されました。



このプレー。

遠い昔に、
漫画【ドカベン】の中で紹介されたプレーなので、
ドカベン好きの人の中には覚えている人も多いでしょう。

確か白新の不知火を倒したときに、
延長の1点が記されたときのプレーでした。


まさか済々黌の選手がこの漫画を読んでいたとも思いませんが、
このプレーの直後に済々黌の選手が即座に球審にアピールする姿を見て、
『この学校は、プレーとかルールの理解が、半端じゃないな』
と思いました。

相手の鳴門の選手は、
何が起こったかわからない顔がベンチに並んでいました。



済々黌の今年のチーム。

本当に総合力が高く、
すばらしい野球を展開しますね。

その選手たちを、
あの大声援でアルプスが支える。

さあ、
面白くなってきましたよ。

次の相手は、
あの優勝候補の大本命、
大阪桐蔭です。


ひるまず今日のような野球が展開できれば、
「ひょっとしたら」
も期待できるのではないかなんて、
思っちゃっています。

今から対戦が待ち遠しい・・・・・。

今年の『台風の目』は、
初戦の戦いを見る限り済々黌が有力というような気もしますよ。

次に戦った新潟明訓も、
相当いい戦力を持っていますがね。

【無印良品】
たちの戦いぶり、
ワクワクしますね。


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