≪ワールドプレミアムボクシング27≫ ~両国国技館~
◇WBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦
前チャンピオン 同級1位
ルイス・ネリ(メキシコ) vs 山中慎介(帝拳)
◇IBF世界Sバンタム級タイトルマッチ12回戦
チャンピオン 同級13位
岩佐亮佑(セレス) vs エルネスト・サウロン(フィリピン)
さあ、いよいよ山中のリベンジマッチが始まる。
なんて昨日まで、
ワクワク、ドキドキしていました。
昨日までは。。。。。。
しかし、(前)チャンピオン・ネリのまさかの前日計量での体重超過により、
ネリは失格。チャンピオンベルトをはく奪されました。
しかも1回目の計量では、
リミットより2.3キロオーバーという、
なんと2階級も上の体重だったのです。
あえてはっきりといいます。
これはもう、
確信犯とかいいようがありません。
「落とす気がなかった」
それしか言いようがありませんね。
軽量級での前日計量で2.3キロオーバー。
聞いたこともねえな、そんなの。
それでも【興行】ですから、
試合はやるんだそうです。
そして、
『山中が勝てば、チャンピオンベルトは山中へ。もしネリが勝てば、チャンピオンは空位に』
ということになるんだそう。
なめてんじゃね~よ
って感じですね。
今年の初めから、
なんとなくネリが現在のバンタム級から階級を上げるのではないかということなんかが言われており、
そしてこの山中戦でも何となく気合抜けしているように感じられることもあって、
実は「体重超過で来るんじゃないか?」
ということは言われたりはしていました。
要するに山中は力んで「この試合にすべてをかける」と言っていますが、
ネリにとってはこの試合、
まあ言ってみれば「モチベーションの上がらない、言ってみりゃあ、俺にとっちゃあどうでもいい試合」
という位置づけだったということなのではないでしょうか。
もともと前回の対戦のときはこのメキシカン、
試合後に明確なドーピングの結果が出たものの、
『メキシコの肉を食ったから、それ由来の薬物だ。故意じゃないし、アクシデントだよ~』
と言い張り、
結局メキシコが本部のWBCはこれを「証拠がない」として不問に付し、
その代わりとして山中とのダイレクト・リマッチが成立したという経緯があります。
要するにこいつ、
なんでもありの本当にゲスなボクサーなんですよ。
今回の来日は仲間30人を引き連れての「大名旅行」の風情。
『どうせ勝っても階級上げるから今のベルトは返上だから、そんじゃあ必死にウェイト作っても、しゃーないわな』
って感じかな。
しかしその『2階級も上』の体重で、
今日の試合に臨むんですから、
山中は本当にハンデを背負わされて試合に臨むということになります。
ワタシなりに試合を予測するならば、
ネリは当初は前回のように、
前に前にとウェイト差を利用して突進してくるでしょう。
しかしこれをかわされることがあれば、
勝っても何も残らないのですから、
とっとと試合を終わらせに来るでしょうね。
自分から試合を投げ出す……そんなことも、十分にあり得るシナリオだと思います。
山中は昨日、
ネリの失態、失格を見て、
涙を流して「ふざけんじゃね~」と控室に入っていきましたね。
山中の心中を思うと、
本当に胸が張り裂けそうです。
ワタシだったら、
『こんなクソ野郎を、俺は必死になって追っていたのか』
とむなしくなることでしょう。
しかし山中チャンプ(あえてそう呼びます)。
あなたのボクシング、
それを楽しみに、
今日は満員の観衆が両国に駆け付けます。
その前で、
見事な左の一撃で、
ボクサーと呼びたくもないネリという奴を、
ボコボコにしちゃってください。
もうリングに戻ってきたくなくなるような試合を。。。。。。
こうなったからには、
昨日まで感じていた以上に、
声を限りに叫んじゃいたくなっています。
【神の左】
必ずさく裂します。
ボクサーの風上にも置けないやつを、
山中が天に代わって成敗します。
今夜8時ゴング。
こうご期待。
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