相撲の冬巡業の話が、
少しだけ報じられていましたね。
休場が続く横綱・照ノ富士が、
大関・大の里と申し合い。
4勝4敗だったと伝えられました。
映像を見ると、
やはり前に出た時の照ノ富士は強いですね。
大の里の立会いをがっちりと受け止め、
上手を取って出て行く様は「さすが横綱」とうならされるものです。
やはりこの横綱には、
大関たちへの「大きな壁」になってもらいたいと思いましたね。
一方で大関陣達にその壁を破り早く綱を巻いてもらいたいという思いも強く、
このミックスしたフィーリングは何なのか、
自分でもわかりかねています。
初場所は面白い場所になりそうな予感がします。
さて、
元横綱で、その後親方として二人の横綱を育て上げ、
晩年はNHKの相撲解説者として、
歯に衣着せぬ物言いと温かなまなざしで大いなる人気を誇った北の富士さんの、
お別れの会が開かれました。
弟子である理事長の八角親方(元北勝海)は、
涙ながらに弔辞を読み上げました。
惜しむらくは、
育て上げた大横綱・千代の富士の姿が、
既にないことですね。
現役晩年は確執も取りざたされた二人ですが、
話すことはたくさんあるでしょう。
雲の上で、大いに語らってほしいと思いました。
そして驚いたニュースも。
元小結の阿武咲が、
引退をしました。
今後は相撲界にも籍を置かないそうです。
まだ若いと思っていた阿武咲の引退は、
ぶちかまし系の力士がケガをすると、
本当にきついんだなあという事を、
いまさらながらに思い知らされました。
同じ体形で同じ相撲スタイルの、
小学校時代からのライバル、貴景勝の引退からまだ2場所、
二人のライバル物語は、完全に終焉を迎えてしまいました。
若くして幕内に上がってきたときの阿武咲は、
本当にすごかったですね。
いまだに記憶が鮮明です。
そのぶちかましのすごさで、
新入幕から3場所連続の二けた勝利を挙げた時は、
「こりゃ、未来の大関、横綱だ」
と多くの人に言われていました。
そして青森・木造の中学の大先輩、
宝富士と当たるときは、
地元が息をひそめてその対決を見守った・・・・・・
なんてこともありましたね。
まだ宝富士は、
元気に相撲を取っているのに。。。。。。
ケガが重なり、なかなか思うような相撲が取れなくなる中、
今年の7月場所で連敗から休場、
9月場所では十両に陥落しましたが、
そこでも黒星先行から休場。
背水の陣で臨んだ11月場所でも、
黒星がぐっと先行して最後は休場。
来場所は幕下陥落が確実となっていました。
まだ放送などでは「若手」と呼ばれることも多かった阿武咲。
お疲れさまでした。
やはり親方株の取得などの問題で、
角界に残れなかったのでしょうか。
そうだとしたら、
本当に残念なことです。
さて、そして。
クリスマス決戦がグッドマンの負傷により延期されたボクシングの世界タイトルマッチ。
井上尚弥は、
まったくいつもと変わることなく「影響はない」と言い切りました。
体重の管理や最後の仕上げなど、
影響がないわけはないと思いますが、
この泰山自若としたたたずまい、ふるまいこそが、
「ザ・モンスター」だと思いますね。
スカッとしたKO勝ち、頼みますね。
そしてその井上とのコラボで、
世界戦を戦う予定だった武居由樹が、
肩の負傷で1月に延期された世界タイトルマッチをキャンセルしました。
これはなんというか、
驚きましたね。
まあ、
いろんな影響が出るもんだなあ・・・・・って感じです。
ボクサーは、試合前の調整も、
ケガと紙一重のところでやっているんだなあという事を、
改めて実感しました。
武居はこのタイトルマッチを防衛した後、
いよいよ那須川天心との戦いに向かうのかと思っていましたが、
その青写真は大きな軌道修正を余儀なくされそうですね。
そして4人の世界チャンプを擁するバンタム級戦線も、
どのようなことになっていくのか、
先行きが不透明になってきています。
これで井上のシングルでの世界タイトルマッチになるわけで、
さらに日程も延期されていて、
会場は盛り上がるのか?ということが、
ちょっと心配になったりしています。
ということで、
格闘技2題でした。
*ところで・・・・
先日、遅ればせながらネトフリの「極悪女王」を一気見しました。
いやあ、面白かった。。。。
ああ、こんな感じだったよなあ・・・・・なんて懐かしくもあったし。
80年代の熱さみたいなもの、よく描き出していましたね。
ゆりあん、サイコーでした。