大相撲秋場所14日目。
1敗でトップを走っていた大の里は、
結びで大関・豊昇龍と対戦。
これまで3度対戦して(不戦勝は除く)、
全て出足を組み止められて下手投げで仕留められ3連敗、
一度も勝ったことのない相手でしたが、
この日は圧力が違った!
迷うことなく立ち合いでぶちかましていって、
あっという間に豊昇龍を土俵の外に放り出しての完勝。
圧倒的な強さを見せての、
2度目のVを飾りました。
そして大関昇進も、
2大関に完勝しての3場所34勝。
誰にも文句を言わせない圧倒的な成績で、
昇進を確定させました。
しかし・・・
なんだか、
大相撲界にやって来た黒船を連想させるような、
「根こそぎ持っていっちゃう」って感じの、
大迫力の相撲っぷりですね。
大関に上がってからも、
こりゃあ楽しみです。
もしかしたら、
これまでの大相撲の歴史を揺るがせるような、
そんな力士になるかもしれません。
ちょうど世の中には、
野球の大谷翔平、
そしてボクシングの井上尚弥が、
いまそのキャリアのピークを迎えています。
彼らはまさにスーパースター。
ファンの望みの常に上をいく、
ものすごい存在です。
そして大の里も、
そんな素質、
持っているように感じますね。
ライバルに指名するのは、
尊富士しかありません。
こちらも昨日、
2度目の十両優勝を飾りました。
昨日は負けての決定だっただけに、
本人は全く納得いっていないでしょうが、
春場所センセーションを巻き起こしたあの相撲は、
ようやく戻って来たと確信するような今場所でした。
ワタシが待望する「大尊時代」、
実現する可能性が、
高まって来つつあります。
昨日はワタシ、
国技館での観戦でしたが、
ちょうどワタシの目の前を、
前日に引退した貴景勝が通っていきました。
(放送ブースにいた親方に挨拶に来たようでした。)
彼の姿に、
変わりゆく相撲界を、
肌で感じました。
時代は常に移っていくもの。
古い時代は去り、
新しい時代がやって来ます。
その新しい時代の息吹を感じた時、
ファンは期待に胸躍らせて、
熱狂するんですね。
さあ、大の里。
まずは師匠の二所ノ関親方、
いやっ稀勢の里を、
超えて行け!!
そして誰もが到達できなかった高みへ!
期待はMAXに大きくなっています。