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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

北別府学氏と杉下茂氏。 思い出深い2人の名投手が天に。

2023年06月17日 | プロ野球

ショックなニュースが駆け巡りました。

 
広島のエース、北別府学氏が65歳の若さで逝去。
ここ数年体調を崩して、
度々心配なニュースが伝えられていましたが、
ついに亡くなられてしまいました。
本当に残念でなりません。
 
北別府さんといえば、
広島の黄金時代のエース。
精密機械のようなコントロールと球のキレで、
並いるセ・リーグの強打者をなでぎる姿が浮かびます。
 
ベテランになればなるほどそのピッチングが“練れて”きて、
20勝した時はホント毎試合すごいピッチングを見せてくれました。
 
その当時のワタシの連れは大の中日ファン。
そして中日は当時、
北別府をまーったく打てず、
何度も翌日に「恨み節」を聞かされましたっけ。
まさに「キラー」の面目躍如のピッチングを毎度見せてくれました。
 
それから、
北別府といえば、
不思議なことに日本シリーズに弱かった。
 
カープ黄金時代、
昭和54年、55年、59年、61年とエースとして日本シリーズに出場しましたが、
ただの一度も日本シリーズで白星を上げることはありませんでした。
 
短期決戦に弱いといえば、
ワタシはこの北別府の他に、
近鉄の鈴木啓示と西武の西口がすぐに浮かびますね。
なんでだかわかりませんが、
勝てませんでしたねえ。
 
北別府と対極に日本シリーズにこそ強かったのは山根。
山根はホント、
短期決戦では頼りになる男でした。
 
しかし北別府は、
ホント「カープのエース」という言葉がよく似合う、
素晴らしいピッチャーでした。
 
 
また、
杉下茂さんも亡くなりました。
こちらは97歳ですから大往生ですね。
 
ワタシは年代的にも、
現役時代の姿は全く思い浮かびません。
しかし「日本で初めてフォークボールを投げたピッチャー」として、
中日や巨人、西武の指導者として、
いつもその姿を拝見していました。
 
長嶋ジャイアンツの投手コーチとしての姿が、
一番印象に残っているかな?!
 
長嶋監督の信頼も厚くて、
若手投手陣の指南役として、
若き監督を支えてくれていました。
 
杉下さんからフォークを教わって、
ガラリとピッチングを進化させたピッチャーもたくさんいたと思います。
 
北別府さんにしても杉下さんにしても、
昭和の日本のプロ野球に燦然と輝いた、
ピカピカの星でした。
 
在りし日の勇姿を思い浮かべながら、
静かに首を垂れようと思います。
 
合掌

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