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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

ラグビー日本代表 マオリオールブラックスに肉薄!  間違いでない方向に進んでいるぞ!!

2014年11月11日 | ラグビー

 

曇天の土曜日、
ラグビー日本代表が、
秩父宮にマオリ・オールブラックスを招き親善試合を行いました。

マオリ・オールブラックスとは、
あのラグビー世界一を誇るニュージーランドの中で、
原住民族であるマオリ族の血を引く者たちで結成された「オールブラックス」。

このチーム自体が長い歴史を誇り、
各国との代表戦に招かれて試合を行っている強豪です。

ほとんどのラグビー強国とも互角以上に渡り合う実力派、
『現在の世界ランクにすれば5,6位ぐらいに位置する』と言われ、
来年のラグビーワールドカップでは是が非でもベスト8以上を狙いたい日本代表にとっては、
まさに恰好の対戦相手となるわけです。


”世界の名伯楽”エディー・ジョーンズに率いられるラグビージャパン(日本代表)、
このところのテストマッチでは、
ウェールズやイタリアと言った『ランク上』の強国を撃破したり、
強化は着々と進んでいます。

昨年の今頃、
同じ秩父宮には本家のNZ代表「オールブラックス」を招きましたが大敗。
その立ち位置はまだまだ『強豪国のそれ』ではないことが分かり、
今年もまた『一歩でも先へ』という強化がなされています。

そんな中でのマオリ・オールブラックスとの大事な試合。

第1戦が神戸、第2戦が東京と計2戦が行われましたが、
第1戦ではまさに『やっぱり強豪には、かなわないのでは・・・・』
とファンに思わせるような大敗を喫してしまいました。

攻め続けながらも、
一瞬のスキを見せた途端に一気に走り切られてトライ・・・・・・
というのを何回も何回もくらって、
最終的には21-61と40点差のまさに『撃沈』という試合ぶりでした。

そして迎えた土曜日の第2戦。

秩父宮は小雨模様。
前日の『チケット完売』の報の割には、
ところどころに空席もありましたが、
日本代表戦という以上に、
マオリ・オールブラックスを見たいという人たちがたくさん詰めかけ、
いい雰囲気の中での試合となりました。


まずは『最大のお楽しみ』と言ってもいい、
マオリ・オールブラックスの”ハカ”『ティマタンガ』が披露されました。

”ハカ”と言えば「オールブラックス」となっていますが、
本来はマオリ族の戦いに向かう時の踊り。

いつもの”ハカ”以上に、
マオリ族の代表チームと言ってもいいマオリ・オールブラックスの”ハカ”ですから、
本家中の本家。

これ以上ない盛り上がりとなって、
試合前の雰囲気に彩りを添えてくれました。

 




そしてキックオフ。

日本代表は果敢に相手ゴールに迫りますが、
最後のところでMAB(マオリオールブラックス)の堅陣を破れずに、
得点を取ることができません。

何しろ1対1では強いのなんの。

日本の攻撃陣は、
タテ、タテ、横、タテ、横と、
何次攻撃だかわからないぐらいに連続攻撃を仕掛けるのですが、
最後のところでどうしても相手のディフェンスラインを崩せないという、
いつも強豪とやるときに悩まされる同じ展開になっていました。

そのうちにカウンターから2トライ+1PGを決められ、
あっという間に0-15と、
前週と同じような悪夢が頭をよぎる展開となりました。

しかしここからが第2戦のジャパンは違いました。

スクラムを中心としたFW戦で優位に立つと、
山田のトライで5点を返し10点差として後半へ。

後半もMABを自陣にくぎ付けにするシーンを連続させ、
スクラムトライで3点差。



その後立て続けに五郎丸のPGが決まり、
残り10分を切ったところでついに18-15と逆転。

『まさかの大金星か!!!』

秩父宮は、
大興奮状態に陥りました。





しかしそこはさすがに百戦錬磨のMAB。

後半37分に『ものすごいラインアウト』からボールを繋ぎ、
あっという間にトライを挙げて20-18と逆転しました。

日本は最後の1プレイまで逆転を信じて攻め続けましたが、
惜しくも逆転はならずにノーサイド。
この素晴らしい戦いは、
日本が一歩及ばずに終焉を迎えたのでした。



この試合、
まさに≪ラグビーの面白さがいっぱいに詰まった試合≫になりました。

初めてラグビーを見に来た人がこの試合を見たら、
いっぺんに虜になっちゃうような試合と言おうか、
ジャパンの頑張りがものすごく試合を白熱したものとしましたね。

さすがはエディー・ジョーンズ監督。

日本を日本らしく、
正しく『強豪』へと導いてくれていっています。

来年のワールドカップ、
楽しみになってきました。

これまでラグビーW杯には”皆勤”している我が日本代表、
しかし過去7回のワールドカップ出場で、
あげた勝利はただの1勝。

あとは負けて、負けて、負け続けた歴史です。

しかし2019年には、
ホスト国としてラグビーW杯日本大会が行われる予定。

その時には、
優勝に絡むとまでは言わずとも、
何とか8強に進出して強豪に挑んでいくという試合が見たいものです。

その前に行われる来年2015年のW杯、
この組み合わせは既に決まっているのですが、
今まで以上に非常に厳しい組み合わせとなっています。

第1戦 南アフリカ
第2戦 スコットランド
第3戦 サモア
第4戦 アメリカ

どの国も、
確実に日本が勝てるとは言えない強豪国ばかりです。

しかしながら、
代表の強化の道筋は、
しっかりとした一本の線となって、
正しい方向に伸びていることが確信できました。

さあ、
日本代表!

臆することなく、
そして侮ることなく、
今の道を歩いていきましょう。

エディーさんなら、
きっと素晴らしい高みまで、
日本を連れて行ってくれます。

ワクワクしながら、
これからの日本代表の、
【JAPAN WAY】
を見守っていきたいと思っています。

頼んだよ!エディーさん!!


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