SPORTS! SPORTS! 寝てもさめても

16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

強豪校の矜持

2010年07月19日 | 高校野球

さあ、
夏本番です。

高校野球では、
沖縄で早々と興南が甲子園出場を決めました。
2年連続、4季連続の出場。

もちろん、
春の選抜の優勝校ですから、
あの横浜高校以来の
【春夏連覇】
を狙っています。

島袋投手を中心として、
猛打も身につけてきました。
当然夏の甲子園でも【候補筆頭】になるのは間違いありません。


さて、
他の地区では、
いよいよ上位の戦いも始まってきたという段階。

神奈川県大会でも、
2つのすごい戦いがありました。
2つとも同じ球場での出来事。

第1試合  横浜 vs 横須賀総合
第2試合  横浜創学館 vs 横須賀

正直、
あまり注目された対戦ではありませんでした。

しかし、
試合はものすごいことに。

第1試合では、
あの名門・横浜が9回2アウトまで1点のビハインド。
「ここまでか」
のところから、
「どっこい生きてる」横浜の真骨頂が・・・・。

逆転タイムリーが出た後もその裏1死満塁と一打サヨナラのピンチ。

苦しみぬいて、
この夏2勝目をあげました。


第2試合はもっと劇的。
第1シードで、春の関東大会で4強入りした横浜創学館が登場。
ほとんどの関係者は、
創学館の【夏の出来】を見よう、ぐらいの姿勢でしたが、
試合はものすごいことに。

粘る横須賀にリードを許したまま最終回も2死。
しかしここから、
4番・長尾が起死回生の同点アーチ。
そして、
10回にエース五木田が試合を決めるサヨナラ2ラン。

これ以上ない劇的な幕切れで、
彼らの夏が"開幕"しました。

両校とも、
もちろん神奈川の有力校。

この苦しみぬいた勝ちで、
波に乗っていけるのではないでしょうか。

こういう試合を経験したチームは、
強くなります。

両校から、
ますます目が離せなくなりました。


強豪のナインは追い詰められると、
何を考えるのでしょうか?
『負けるという恐怖との戦い?』
『今までやってきた苦しい練習を思い出す?』
『それとも【あのときに・・・】という悔い?』

そこからの反発力というのは、
やはり強豪校の強豪校たるゆえんです。

これから、
次々にそういった試合が出てくることでしょう。
最後の最後までわからない。
それが高校野球の醍醐味。
特に地区予選は、
『背中からにじみ出る想い』
を感じることが出来ます。

ぞくぞくする戦いは、
まだまだこれからだ!

 


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