SPORTS! SPORTS! 寝てもさめても

16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

大晦日決戦まであと4日。今年もボクシングで締める!

2013年12月27日 | ボクシング

新世紀に突入してから、
大晦日は『格闘技で年越し』という流れがありました。

特に絶頂期を迎えていたK-1は、
大晦日にファン垂涎のカードを並べ、
『見なきゃ、年は越せないだろう』
という煽りとともに”打倒紅白”に打って出ていましたね。

その間に、
他の格闘技であるPRIDEとか、
猪木主催のプロレス興行とか、
まさに『格闘技百花繚乱』の時代でした。

しかしその時代は長くは続かず、
またまた大晦日の番組は、
バラエティ中心に移っていきました。

そんな中で、
ここ数年、
視聴率は高くないものの粛々と続けられている番組があります。

それはプロボクシング。

大晦日には『世界タイトルマッチ』という流れが、
ここ数年続いています。


ワタシは実は、
大晦日はあいさつ回りなどが終わった後にゆっくりと自宅で過ごすのが常。

それゆえに、
『大みそかにビッグなタイトルマッチ』
と言われてもそれに出掛けていくわけにはいかず、
『いいなあ・・・・現地で観戦したいなあ・・・・』
と思いながらこたつに入って・・・・・
というのが定番です。


しかも見るのは『紅白歌合戦』だったりするものだから(紅白見ないと、なんだか年を越すのにもやもやとした気分になるので、必ず紅白は見ています)、
格闘技のイベントを見るのは、
VTRでそれこそ『年が明けてから』となりますね。

K-1やPRIDEの時もそうでしたし、
もちろん昨今のボクシングについてもそうです。


カウントダウンが終わり、
『新年あけまして、おめでと~』
と家族であいさつをしてから、
三々五々寝につく家族を横目に、
そこからワタシの『格闘タイム』が始まるのです。

ということで今年の大みそか、
東京と大阪で、
ボクシングの世界タイトルマッチが行われます。


まず東京は、
Sフェザー級の2大タイトルマッチです。


東京・大田区総合体育館
 ▼WBA世界Sフェザー級タイトルマッチ 12回戦
  王者・内山高志(ワタナベ)× 同級8位・金子大樹(横浜光)
 ▼WBC世界Sフェザー級タイトルマッチ 12回戦
  王者・三浦隆司(帝拳)× 同級2位・ダンテ・ハルドン(メキシコ)


両試合ともにSフェザー級のタイトルマッチなので、
両試合の勝者がその次の試合で、
WBA・WBCの両タイトルを賭けた統一戦をやるのではなんて囁かれていますが・・・。

まず内山のタイトルマッチです。

世間ではまだなじみの薄い王者ですが、
そのバズーカのようなパンチによる一撃必殺のKO劇は、
観ているファンを酔わせるに十分な破壊力です。

『今度はどんなKO劇を見せてくれるのか』

そんな期待を毎回抱かせてくれるチャンプです。


ジムやプロモーターの力が弱いために主戦場を海外(ラスベガス)などに移せないのが本当に惜しいのですが、
海外に出て行くことが出来れば、
十分に『世界のビッグネーム』になる力を秘めたチャンプだと思っています。

対する金子選手は、
ワタシはまだ一度も見た事はないのですが、
何かかなりの力を持ったファイターだそうで、
この試合は激戦必至、KO必至らしいですね。

熱い戦いの予感です。

数年前にその内山選手のタイトルに挑んでKOで敗れたものの、
その後再起を図り世界チャンプまで上り詰めたのが、
もう一つの試合のチャンプ、三浦選手です。

今年の4月、
ワタシの目の前で王座を奪取した試合、
鮮明に目に焼き付いています。

素晴らしい試合でした。

彼もまた、
本当に成長を遂げたチャンプだと思います。

『ゆくゆくは、打倒内山』

という思い、
強いかもしれませんね。

相手のハルドン選手、
かなりの強敵のようですが、
『モチベーションの違い』を見せて、
圧倒してくれると思います。


もう一つのタイトルマッチは大阪。

大阪ボディメーカーコロシアム
 ▼WBA世界Lフライ級タイトルマッチ 12回戦
  王者・井岡一翔(井岡)× 同級4位・フェリックス・アルバラード(ニカラグア)


王者・井岡がタイトルマッチに臨みます。

相手はニカラグアのアルバラード選手。


安定した強さを見せる井岡選手が選んだ相手は、
ニカラグアの強打者です。

ニカラグアと言えば、
この階級には日本の帝拳所属で、
圧倒的な強さを誇るローマン・ゴンザレス選手が思い出されます。

井岡vsロマゴン

の【頂上決戦】は、
諸々の事情で”回避”されましたが、
いつかは戦わざるを得ないのではないでしょうか。

井岡はそのための前哨戦として、
このニカラグアの”リトル・ロマゴン”ともいえる選手を指名したのか・・・・・
そう思いたいところですね。


また井岡選手の後続には、
ものすごい勢いで追いかけてくる、
井上選手という【超スーパースター候補】もいます。

2014年は、
井岡vs井上の決戦の機運が高まらないかな?
そんなことも思ったりしている、
ワタシです。



今やボクシングは4団体が乱立する【王者乱造時代】。

それだけに、
昔と違って『世界王者』になっただけでは、
世間からは見向きもされません。

『どんなマッチメークで、どんな相手とやったか』
のみが注目される時代を迎えたといえるでしょう。

既にかつてのように、
『世界王座を何度防衛した』とか、
『世界〇〇階級制覇』では、
世間から称賛も尊敬も得ることは出来ない時代になっています。

そんななか、
どういったファイトを見せてくれるのか。
そこに注目しています。


いずれにしても、
好選手がたくさん乱立する日本ボクシング界。

その中で光を放つ存在は誰になるのか、
この2013年の暮れから2014年にかけて、
注目して観ています。



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