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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

箱根駅伝2013  日体大 復活!

2013年01月04日 | スポーツ全般

≪箱根駅伝2013≫

【総合成績】
1.日体大       11時間13分26秒
2.東洋大       11時間18分20秒
3.駒沢大       11時間19分23秒
4.帝京大       11時間21分39秒 
5.早稲田大      11時間21分39秒 
6.順天堂大      11時間24分43秒 
7.明治大       11時間25分14秒
8.青学大       11時間25分59秒
9.法政大       11時間26分40秒 
10.中央学院大   11時間27分34秒

11.山梨学院大  12.大東文化大  13.関東学連選抜  14.国学院大
15.日本大   16.神奈川大  17.東京農大  18.上武大
――  城西大・中央大


今年の箱根駅伝は例年以上の混戦が予想されていましたが、
その予想通り『予選上がり』の日体大が快走。
5区の3年生キャプテン、服部の快走で往路優勝を果たすと、
そのまま復路も波に乗って本命の東洋、早稲田をじわじわ引き離して圧勝でゴール。
実に30年ぶりの『王座奪還』を果たしました。

実は日体大を10月の箱根駅伝予選会で見たとき、
その層の厚さに驚きました。

10人がほとんど一団に近く上位でゴールを駆け抜けていった様は圧巻。
この層の厚さで本番も一波乱が狙えるかも…・
とは思っていましたが、
まさか優勝を成し遂げるとは思いもしませんでした。

一昨年の早稲田、去年の東洋の時も感じましたが、
やはり駅伝は『レースの波に乗る』のが一番重要ということなんでしょうか。

力から言えば昨日の復路も東洋が追い込んできても良さそうなものでしたが、
やはり『追っていかなければならない』ということのプレッシャーからか、
どの選手も肩に力の入った走りで本来の姿は影をひそめてしまいました。

そんな中、
『復路に強い』駒澤は今年も追い上げを見せて最終的には3位に滑り込み。
往路での出遅れが何とも恨めしい結果となってしまいましたね。

日体大の強さの源泉は、
昨年19位に沈んで初めて襷をつなげない【繰り上げスタート】の屈辱を味わったこととされていましたが、
それだけではなく選手自身のポテンシャルの高さが何と言っても際立っていました。

『メンバー全員が同じような力を持つ』
強みを最大限生かした走りだと思います。

山登りの5区・服部は、
全ての力を集約して出し尽くしたという感じの、
強い走りっぷりでした。

あの強風の向かい風の中で1時間20分にまとめた走りは、
やはり誰もが認めるMVPで文句のないところでしょう。

これからの1年は、
さらに他校から追われるという重い荷物を背負ってのものになりますが、
来年もまた彼の『激走』を見られるのは楽しみですね。


上位が期待されていた早稲田、青学は、
何となくすっきりしない今年の箱根になってしまいましたね。

早稲田は復路で一度も見せ場を作ることはできませんでした。
立て直しを期待されます。

青学は出雲駅伝優勝で、
ややチーム力を過大評価されていた面があったのでしょうか。
これからのチームなので、
さらなる飛躍が期待されます。

誤算無き走りで2位を狙える位置まで持ってきていた明治は、
9区での失速が響いて7位まで順位を落としましたが、
『新強豪校』としての走りは十分に見せてくれました。

帝京は頑張りました。
予選上がりながら10区最後の直線で早稲田を振り切っての4位は立派でした。

余談ではありますが、
昨日の夜ワタシが出かけたホテルで、
帝京大の慰労会が行われていました。

『大いに盛り上がっているだろうな~』
と思わずにはいられない、激走でしたね。

法政、中央学院はシードに滑り込みました。
来年の戦いがこれで楽になりましたね。
4年生が後輩たちに残した、
これ以上ない【置き土産】でしょう。


シード落ちの各大学にとっては、
悔いがないといえばうそになることでしょう。

山梨学院大の『埋めきれなかった50秒』は後輩が晴らすべき屈辱として、
1年間皆の頭に残っていくことでしょう。

復活への第一歩となった大東大には【いい駅伝】だったのではないでしょうか。
シード落ちの国学院大は往路での出遅れが痛かった。
日大はベンジャミンを擁しながらのこの成績は、課題が解消されていないことを示していました。
神奈川大は5区山登り以外では大健闘。
『戦える集団になってきた』と監督も手ごたえを感じた様子でした。
東農大、上武大に危険となった城西大、中央大は来年の『リベンジ』が楽しみです。

特に中央大の来年にかける思いは、
今年の日体大の再現が期待できることになるかもしれません。

いずれにしても、
箱根駅伝は面白いですね。

1月2日、3日は釘付けになってしまいます。

すでに日本の文化として、
正月の風物詩として人気を博すこの箱根駅伝、
これからもずっと変わらずに続いて行ってほしいと思っています。

そしてここからはワタシの勝手な私見。

2020年に東京オリンピックが実現したら、
ぜひ【EKIDEN】を正式競技に。

そしてできれば、
【箱根路を走っちゃえ~】

そ~すりゃ日本が絶対金メダルだ~。(いや、ひょっとしたらケニアかも・・・・・)




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