MLBプレーオフ もうこうなったら、ドジャースとヤンキースで決戦だあ！

昨日10月12日は、
43年前にあのミスタージャイアンツ、
長嶋茂雄が引退した日です。

昨日は久しぶりにあの日の長嶋の『巨人軍は永久に不滅です』というスピーチを聞きました。

日本の戦後史の中でも、
もっとも人々の記憶に残るスピーチですね。

アメリカではJ.F.ケネディの演説やキング牧師の演説など、
世界中に轟きわたるスピーチというものがありますが、
日本ではなんといってもこの長嶋のスピーチでしょうね。

記憶を新たにしました。


さて、そんな昨日でしたが、
海の向こうのMLBでは、
ワールドチャンピオンを決めるプレーオフが真っ盛りです。

日本でもMLBのファンが増えて、
必ずしも日本人選手ばかりを追うという見方をしている人ばかりではなくなってきましたが、
昨日は劇的な試合になりました。

ワイルドカード出場のヤンキースが、
苦手にしていたインディアンスを2連敗からまくって3連勝。
歓喜の地区シリーズ突破を決めました。

まあ、
やっぱり日本人にもなじみのあるヤンキースは、
注目度も高いですからね。

ワタシはどちらかというと『アンチ・ヤンキース』というか、
西海岸のチームがお気に入りなのですが、
松井秀喜が在籍していた時は注目して見ていました。
（まあ、それでも”応援して”見ていたわけではありませんけどね。）

そのヤンキースがア・リーグを勝ち上がって、
ドジャースと対戦することになったら、
アメリカ中が喜ぶトラディショナルな決戦となりますね。

ワタシはドジャースを応援していますから、
燃える対戦になります。

特に今年は、
ヤンキースに田中、ドジャースに前田・ダルビッシュと日本人選手もいますから、
楽しみな対戦です。


この対戦。

ワタシにとっては遠い昔の、
”大リーグ”を見るきっかけになったシリーズを戦ったのが両チーム。

1977年の第6戦でヤンキースのレジー・ジャクソンが放った3連発。
それにより一敗地にまみれたドジャースも、
ガービー・セイ・ベイカーなど、
そうそうたるメンバーでした。

このシリーズの物凄いプレーの数々を見て、
元来の野球好きであるワタシは、
すっかり魅了されてしまったのです。

翌年も同一カードで、
同じくドジャースはヤンキースに敗れたんですね。

ワタシの中では、
バッターの記憶しか定かではなくて、
ピッチャーの記憶ってあまり残っていないのですが、
記録を紐解くと、
ドジャースの先発の柱に、トミー・ジョンがいますね。
あのトミー・ジョン手術で有名なトミージョンでしょう。

そして1981年に、
3度目のこの対戦で、
ドジャースはついに念願の世界一を達成します。

監督はもちろんラソーダ監督。
オーナーはもちろんオマリー家。

ボックススコアの中には、
あのバレンズエラの名前や、
日本で一時話題になったおさわがせ男のスティーブ・ハウとか、
ゴッセージとかの名前も見られました。

懐かしいですね。


やっぱりドジャースとヤンキースがワールドシリーズで戦うなんて言うのは、
アメリカ人の琴線にも触れるでしょうね。
巨人と阪神ではないですが、
やっぱり『伝統の一戦』ですから。


ドジャースは88年から世界一がないのかあ。。。。。。。

ワールドシリーズで、
ハーシュハイザーが投げて、
カーク・ギブソンがA'sの守護神・エカ―ズリーから逆転サヨナラ2ランを放ったあの瞬間は、
今でも記憶に鮮明に残っています。

あの頃は日本もバブルで、
アメリカのスポーツもどんどん生中継で入ってきた時代だったから、
あの試合も記憶に残っているんだろうなあ。。。。

我が家にはあのシリーズのビデオ、
まだちゃんと保管してあります。
繰り返し、何度もこのシリーズは見ました。
（ただしビデオデッキが壊れたので、今は見れない状態ですが…・・）


ドジャースは、
古き良きMLBの雰囲気を残す最後の球団でしたね。

オマリー家が経営から退き、
ラソーダさんも監督を降り、
マードックが経営権を握ったあたりから、
ワタシはあまり熱心にドジャースを応援する気もなくなりましたが、
やはりワタシにとって『特別なチーム』であることに変わりはありません。

久しぶりの世界一のチャンス。
それも『にっくき』ヤンキースを倒してのものだったら、
その味は格別なものになるでしょうね。


求む！　ドジャース　vs　ヤンキース　の決戦。

そしてLAに久々のタイトルを！！！