SPORTS! SPORTS! 寝てもさめても

16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

全国高校サッカー選手権大会

2011年12月20日 | サッカー

♪うつむくなよ振り向くなよ~~

この曲が流れてくると、
「ああ、高校サッカーだなあ」
と思いますね。

今年もこの季節がやってきました。

幾多の名勝負を繰り広げてきた高校サッカーも数えて90回。
高校サッカーも、
高校野球と同じくらいの歴史を刻む、
【高校スポーツ好き】にはたまらない、
正月の風物詩です。

しかし近年の歩みは、
『すべての球児がここを通っていく』高校野球とは全く違うものとなっています。

ご承知の通り、
近年のサッカー界は、
『高校』でサッカーをする選手よりも、
圧倒的に『クラブ』でサッカーをする選手のほうが多い。
というか、
ほとんどの選手が小学校の時代からJリーグの下部組織であるJrユースチームを経て、
うまい子はそのままユースチームに残るというのが殆どというシステムとなっています。

いきおい『ユースチーム』に進む選手はプロ選手を狙ううまい子ばかりとなり、
ユースのチームがこの高校生という年代では、
高校のチームに対して圧倒的な力の差を見せつけることとなっています。

学校における従来の『高校サッカー』は、
かつてのように『うまい子達がすべて集まっている』というわけではなく、
『ごっそりうまい選手が抜けた』あとの選手たちの大会となってしまっています。

実際に今年大改革が行われた【高円宮杯サッカープレミアリーグ】では、
東西10チームずつが参加して1年にわたるリーグを戦いましたが、
EASTでは10チームのうちユース6チーム、高校4チームが参加。
上位3チームはユースが独占しました。

WESTはもっと顕著。
参加チームの構成はEASTと同じくユース6チーム、高校4チームでしたが、
1-6位をユースチームが独占。
高校サッカー界では【強豪】といわれるチームたちが、
なすすべもなく連戦連敗となってしまいました。

ちなみに、
先週の決勝ではWESTの優勝チームであるサンフィレッチェ広島ユースがEASTのコンサドーレ札幌を破り、初代の王者につきました。


ということで、
ともすれば『ユースチームの下に位置する』と思われがちな現在の高校サッカー。
それでもこの【全国高校サッカー選手権大会】が世間に注目され、
熱いまなざしが注がれているのは何ででしょうか。

熱いドラマがあるからということに加え、
一発勝負のトーナメントならではの興奮が、
そこにはあると思っています。

『国際的にうまい子供を年少時期から育て上げ日本サッカーの中心とし、彼らを中心にチームを作り上げて海外勢と互角に渡り合う』
という日本サッカー協会の戦略には一応の理解を示すことが出来ますが、
日本の伝統でもある『学校スポーツ』との住み分けといおうか何といおうか、
そのあたりにはまだまだ改善の余地があると思いますね。

『学校スポーツ』は、
他国と違い日本の伝統文化であることは、
紛れもない事実だと思います。

そのことを軽く見る風潮は、
厳に戒めなければと思っていますが、
いかがでしょうか。



さて、
今年の高校サッカーです。

組み合わせはこちらから ⇒   http://www.ntv.co.jp/soc/tournament/index.html


それでは予想を少し。

今年は先にも上げたプレミアリーグに参加した、
『全国的にも強豪』と思われる学校8校のうち、
既に6校が予選で姿を消した。
これが一発勝負の面白いところ。

そんな中で、
プレミアEASTで高校勢最上位の4位と健闘した青森山田が、
候補の筆頭に上がるのではないか。

EASTで得点王の差波に椎名が組む攻撃の破壊力はピカイチ。
順当に行けば今大会の注目を一身に集める白崎の山梨学院大付属との対決は準々決勝。
この対決は一昨年の決勝と同一カード。
今大会でも優勝に大きな影響を及ぼす大一番になりそうだ。
その他Aゾーンには、
盛岡商、聖和学園などの東北の強豪がちりばめられ、
面白いことになりそうな予感を秘めている。


Bゾーンでは、
優勝候補の市立船橋と清水商が3回戦で激突する予想だ。
県大会で強豪と次々対戦しながら4試合をわずか1失点で乗り切ったイチフナ守備陣は、
自信を持って全国の舞台へ。
"王国"静岡久々に期待の高い”キヨショウ”とのガチンコ対決は、
大会前半の華だ。

Cゾーンでは、
"プレミア組"の福島・尚志がどのような戦いをするか。
星稜、初芝橋本、桐光学園、帝京可児など"刺客"もぞくぞくだ。

Dゾーンも群雄割拠。
プリンスリーグ中国を制した作陽、同じく四国を制した済美、
伝統校の四日市中央工や強豪・鹿児島城西も入り、
どこが勝ち上がってもおかしくない激戦だ。


国立の舞台を踏める【4強】が各校の究極の目標。
そこまで到達すれば、
その先は勢いで突っ走れます。

4強の予想・・・・・・・
とてもできません。
どこも強そうで。

さて、
どこのチームが国立のピッチで輝くか。

あと10日で大会です。

 


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