SPORTS! SPORTS! 寝てもさめても

16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

ふつうは。。。。。

2022年11月04日 | プロ野球

さあ、
日本シリーズが終了して、
プロ野球はストーブリーグに突入しました。

ストーブリーグって言葉も、
今では死語になりつつありますね。
最近プロ野球のファンになった若い人と話していると、
「通じない野球用語」って、
結構多くありますね。

ストーブリーグももちろんそうですが、
「ドロップ気味に落ちる・・・・」なんて言っても、
何だかキョトンとされちゃって。

ジェネレーションギャップを、
少し感じているところです。


ところでFAの宣言も始まりましたが、
志をもって海外に出ていく海外FAは別として、
いつもいつも思う事は「西武はなんでああも選手に後ろ足で砂をかけられ続けているんだろうか」
ってことです。

特に主力、一流の選手に限ってです。

FAが始まって以来、
西武は初期のころから選手は流出一方、
FAの恩恵なんて、ただの一度も受けたことはないといってもいいかもしれません。

FAで入団した”一流選手”は今に至っても石井一久だけですが、
その石井は数年を西武で過ごした後、
他球団に移ってその西武の主力を自分のつてを利してごっそり持っていってしまうという役割ですからねえ。
泣けてきますよ。

ついでに言うと、
石井がFA入団したためにワタシが本当に好きだった福地選手が、
補償選手として持っていかれちゃったなんて言う経緯もありましたから、
最初から(ワタシにとっては)けちの付いたものでしたしね。

さて、
その西武ですが、
なんでこうもいつもいつも、
FAを獲った選手は嬉々として球団を出ていくのでしょうか。

他の球団の選手は、
決してこうではないと思うんですよね

例えば今年に限ってみても、
阪神の岩崎、西らFAが有力視された選手も球団との話し合いの中で翻意しているように見えるし、
ロッテの中村や田村、
そして楽天の浅村も「球団に必要だと言ってもらい嬉しかった」といって残留を決断しました。

各選手によって事情は様々でしょうが、
西武は「球団に必要と言ってもらった」にもかかわらず、
嬉々として他球団に移っていくのはなぜ??

まあ、
球団に「引き留めるだけの金がない」というのが第一なんでしょうが、
どうもそれだけではないような。。。。。。。

実はワタシがブログで非公開で書いた西武球団に対する「愚痴記事」は、
こんなもんでした。(10月に投稿)


チームの親会社の社長、
要するにオーナーは、
雇われでプロスポーツやエンターテイメントの本質なんて全くわからずまずはコストから入るから、
エンターテイメントやスポーツチームのダイナミズムなんて言うのが、
全くない。

しかもオーナー企業のように勝つことを欲してチーム運営を行っていないから、
ファンとしちゃフラストレーションが、たまるたまる。

昔はグラゼニと言って、
グラウンドには銭が落ちている、
だから勝って勝って勝ちまくるしかないんや・・・・・・・
なんて言っていたもんだけど、
西武のグラウンドには、そんなもの一銭も落ちてないもんね。

さらに金の使いどころが全くの頓珍漢で、
あんな足を運ぶのにも不自由するようなところに球場がありながら、
その絶望的なロケーションのところに「新しい施設が増えて、アミューズメントゾーンになりました~~~」だってさ。
時代錯誤も甚だしいねえ、まったく。

そして、
そんな金の使い方をするくせに、
「チームの強化するカネは逆さに振っても出てきませ~~~ン。だからFAに参加もしません。」
だって。

そんなチームだから、
あの秋山翔吾にも、
軽くいなされてMLBから帰ってきても入団してもらえないってことになったんだよなあ。
今年秋山がいれば、
全く後半のチーム状況は変わっていたと思うけどねえ。

だいたいさあ、
ほとんどの選手がFA獲った時に出ていってしまうのは、
球場があんな所にあるっていうのが、
ワタシは一番の原因だと思うけどねえ。

プロの一流選手ったって、
元々は20代か30代そこそこの若者。
遊びたい盛りですよ。

あんな「虎の穴」みたいなところに閉じ込められな~んもまわりにね~んじゃあ、
嫌になっちまうっていうの、わかんないかねえ。
しかも金を持った若者たちが。。。。。

六本木や都心まで、
タクシーで1時間半、2万円也。。。。。

夜の10時ごろ試合終わって球場の外に出てみると、
まさに電灯もない真っ暗闇の湖畔。。。。。

そりゃあ、
誰だって嫌だよ。。。。
野球するって前に、
この環境からどうやって逃げ出そうかって、
そのことばっかり考えちゃうよ。。。。


そのことに気がつかない・・・・・
いや、気がついているのに気がついていないふり、
得意の正常化バイアスが働いちゃってんのね、
西武のお偉いさんたちには。

まあ、オーナー企業じゃないから、
選手のことも大切にせず、
バカにしてんのよ、所詮。
これぐらいの事やっときゃ、ファンも喜ぶし選手も納得してくれるだろう・・・・ってなもんで。
一流選手には、
完全にそこらあたりを見透かされているのさ、チームとしての限界を。

そんじゃあその獲られた分、
その資金をもってFAに参加して「獲り返す」って発想が、
全くないもんなあ。
そして自分たちはFAに参加しなかったりするのを、
「自分たちのチームは自前戦力を強化するチームだから・・・・・」
なんて言葉に代えて正当化しようとしているけど、
普通はある程度金を使って、
自分のチームの穴を埋めるっていうのがプロチームの使命。。。。。というか、
絶対に必要なこと。
全く戦力補強に金をかけないなんざあ、ファンにとっての冒涜ですよ。

国内で数十チーム、あるいは100を超えるプロチームがあるヨーロッパのサッカーなんかだと、
スモールバジェットのチームがあるのも仕方のない面があるんだろうけど、
日本のプロ野球みたいにたったの12球団しかなくて、
しかも連日テレビでもやり、新聞にも書かれ、話題にもなる。。。。。。
そんな有り余る特権を与えられている組織の1チームが、
スモールバジェットしか標榜しないチームって、
そりゃね~だろって感じだよね。

12チームしかないんですよ。。。。
しかも膨大なる既得権を享受できるというのに。

その12チームの中に入っているのにしみったれているっつーんじゃ、
もうこれはご退場願うしかない。。。。。
そう思うけどね。


だから戦力補強、できませんじゃね~んだよ。

百歩譲って「自前で育てるチーム」でいいとしよう。
じゃあだったら、
ドラフトで将来の有望な選手を、
他チームよりもたくさん獲ってほしいよね。
特に育成選手として。

自前で育てると決めたんなら、
とことんそれを突き進めてくれよ。
そうしたらファンも、
ある意味納得するよ。
そして、そんなにお金もかからないでしょうよ。

毎年育成で10人ぐらいの選手を獲って、
3軍、4軍とマイナー組織も作ってチームに還元していく。
それを徹底的に研究して行きゃあいいじゃねえか。

それもSBのように完全な形ではやらない、
しかも外人も全くしゃにむになって探した形跡もない(しみったれた2流の外人ばかり。昔はそうでは全くなかったけどね。懐かしいなあ、デストラーデ、郭、スティーブ、テリー・・・・・)。
肝心の本拠地の場所を移動することについては、その気配すらない。

そんな、
ない、ない、ない・・・・・
のチームが勝てるほど、
甘くはないって~の、現代のプロ野球は。

今やSBを先鞭として、
楽天、DeNAらはチーム強化に躍起になってますよ。
適切に金を使って、
適切にチームを強くしようと。

そういう事が出来ないんだったら、
ダラダラとチームを、
持っていないでほしいよね。


西武がチームを離れても、
冠の中から「西武」という名前を取って、
新しい会社の下「埼玉ライオンズ」にしたら、
ファンは離れるどころか大歓迎ですぜ。。。
ちょうど今のDeNAみたいに、ね。


そんなことをつらつらと考えていて、
40年にわたるファン生活には、
一区切りをつけたワタシです。

まあ、
チームが変わるというのを、
楽しみに外から見ているという感じですね。

いろいろな競技で応援するチームも増えてきたので、
来年からは野球もセ・リーグを中心として、
パ・リーグは北海道の新球場(あくまでも球場に・・・ですが)に注目したりしてみようかなと思っています。

人の好みも、
年々歳々変わっていくなあ・・・・・
なんて我がことのながら、
自分の変わりように驚いたりしている、今日この頃です。



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