SPORTS! SPORTS! 寝てもさめても

16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

TVチャンピオン  防衛~~~

2013年12月04日 | ボクシング

昨日の記事にも書きましたが、
TVに作られたチャンピオンたちの咆哮『世界3大タイトルマッチ』が行われました。

タイトルマッチは、
高山のIBF世界ミニマム級タイトルマッチ、
亀田和毅のWBO世界バンタム級タイトルマッチ、
そしてメインの亀田大毅のWBA/IBF王座統一戦と続きました。


亀田大毅の王座統一戦は、
大々的に宣伝を打った『統一王座へ、負けられない頂上決戦』としたものの、
前日の計量でまさかのWBA王座・ソリスの体重超過による王座剥奪が発覚。

しかし中継では、
亀田大毅が勝てばWBA/IBFの王座を統一(要するに2団体でチャンピオンへ)となるが、
もしソリスが勝てば亀田はIBFの王座も失うという説明をしていました。

それも何度も、
テロップ付きで。


実はワタシ、
亀田のボクシングには興味がわかないので中継を生で見たのは本当に久しぶり。
亀田興毅vs内藤戦以来でした。
(昨日書いた記事のように、村田との違いをはっきりさせるためと言うのが一つと、高山戦が単純に見たかったからです。)

その中継中ずっと違和感を持っていたこと。

それは、
『なぜ亀田大毅が負けた場合IBFのベルトまで移動してしまうのだろうか』
ということ。

昨日の試合っぷりは全く感心できるものではありませんが、
本件については亀田大毅に非があるものではありません。

だいたいソリスは軽量でミスをして王座をはく奪されているのだから、
本来ならばこの試合は『ノンタイトル戦』でなければならないはず。

そうであるならば、
この試合は『タイトルをかけた試合』ではなく【エキジビション】なんだから、
王座がどうのこうのってい方が、
論理が破たんしています。


要するに、
こういうことなんだと思います。

前日のソリスの軽量失格によって、
この試合は【エキジビションマッチ】に格下げになりました。

この時点で、
昨日詰めかけた観客には、
『チケットの返金に応じる』
としなきゃ、本来はおかしいと思いますがね。

ボクシングのチケット、
決して安くはないですから。

ちなみに、
先日両国国技館で行われた世界タイトルマッチでは、
リナレス選手の世界挑戦試合でチャンピオンがドタキャンしてタイトルマッチではなくなったことから、
主催者側はチケットの返金に応じていました。
このリナレス戦はメインの試合ではなかったのに、です。

困ったのは中継するテレビ局(要するにTBS)。
ここの所かつてほど数字を獲れなくなった亀田関連のボクシング中継。

『事実』はノンタイトル戦だが、
大々的に『統一タイトルマッチ』と宣伝してしまっている手前、
中継するTBSとしてはそんなこと発表できるはずもない。

そこでベルトを管轄するIBF側に”お願い”して、
『試合が終わるまでは、タイトルが移動する・しないということには、触れないでほしい』
ということにした。

そこで、
ノンタイトル戦であるにもかかわらず、
『亀田大毅は負ければタイトルを失うというギリギリの戦いです』
みたいなことを、
試合前、試合中に、
しきりに喧伝していたというわけです。

そこで試合でも亀田大毅が勝っていれば、
すべてはうまく運んで、

『亀田大毅はこの苦境の中でも勝ち、みごと王座統一に成功した!!!』

となって、
万事丸く収まったはず。

もちろん、
興毅の試合でよく見られるような、
『判定になりゃ、負けるはずね~よ』
という妙な(?)自信もあったことでしょうね。


しかし・・・・・

まさかの負け!!!!

想定外の事が起こって、
関係者一同、
頭の中は大パニック!!!


『おい、おい、どうするんだ~~~~』


あたふた、あたふた・・・・・・

という狼狽が、
判定の発表があ~んなに遅れたというところに、
良く表れていましたね。


それで、
『ど~すんだ、ど~すんだ、責任取れよIBF』
ということになって、
渋々IBFは、

『昨日発表したことは間違いでしたあ。やっぱ、亀田大毅は負けちゃったけど~、ベルトは持ったままでいることができま~す。ごめんね!みなさ~ん。てへっ』

と言う記者会見を開いたということなんでしょうなあ。


世間的には、
『亀田大毅また不正!』
『IBF最悪の失態を犯す』

ってなことで報道されていますが、
すべてはTBSがシナリオを描いた、
≪スポーツバラエティ≫
に他ならなかったというわけでしょう。

『視聴率さえ取れれば、こっちのもん。亀田はん、まだまだこの先も、稼いでもらいまっせ~』

ってことでしょ。


本当に、
時間を無駄にしてしまいましたよ。

これだからTBSの作られたスポーツ・バラエティ番組は嫌なんだよ!!!


昔もよく言っていたことなんですが、
TBSというテレビ局は、
本当にスポーツの現場には入ってきてほしくないね。
その位ひどい。

最低限のモラルもへったくれも、
あったもんじゃね~んだから。
すべてのスポーツ中継から、
一刻も早く手を引いてくれ、お願いだから。


これを読んでくれている皆さん。

ぜひ、ぜひ6日の村田の試合は、
観てくださいね。

相手はあまり強くはないけど(世界タイトルマッチではないので)、
きらりと光るもの、
観られますから。

ボクシングの競技としての面白さも、
詰まっているはずですから。

お口直しに、ぜひ。。。。

*そういえば昨日の中継中、ラウンド間のインターバルで、村田のCMが流れましたね。それをワタシ見ていて、『ブラックジョークか!』と思ってしまいました。昨日の中継中一番盛り上がりましたよ、個人的には。ニヤニヤがしばらく止まりませんでした。


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