今年の箱根駅伝は、
最終区での歴史に残る大逆転で、
駒大が13年ぶりのV。
見事な最後での逆転は、
最後まで勝負をあきらめない粘りと気迫が生んだものでした。
とにかく今年の箱根駅伝は、
往路から復路の9区終了まで、
話題は創価大一色。
4回目の出場での総合優勝は山梨学院大の6回目出場を抜いて近年ではNo1ということで、
スタジオなども記録を紐解くのに大わらわでしたが、
最後の最後で「駒大大逆転」というドラマが待っていました。
たぶんお茶の間でも、
9割以上の人が「創価大の初優勝だな」と思っていたと思います。
解説陣も、
「創価大の各選手の走りには危ないところがない」
と何度も言っていましたし、
何せ最終区のスタートである鶴見中継所では、
優に1㎞以上の差がある『3分19秒』という大差。
誰もが赤と青のユニが歓喜のゴールテープを切るのだろうと思っていましたが、
どっこい箱根駅伝の神様は最後に創価大に大きな試練を与えました。
ワタシも最終区はテレビを2画面にして(ほかの1画面は高校サッカー中継)、
更に手元では高校ラグビーを追っていたので、
何気な~くレースの戦況を追っていました。
すると、
5㎞、10㎞と行く都度、
みるみるその差が縮まっていく様が映し出されました。
新八ツ山橋ではその差は2分を切り、
田町ではついに1分そこそこの差になってきました。
「およよよよ・・・・」
風雲急を告げてきた箱根のレースの方にワタシのそのあたりで全集中!
すると。。。。
ホントあっという間に、
駒大・石川の姿がみるみる迫ってきて、
皇居のお濠を左に見る付近になるともう、
創価大・小野寺は焦りと苦悶の表情が浮かんで。。。
我が家では例によっておバカ話に花が咲いていて、
「往路のコースで、日本橋なんか端折れば,創価大逃げ切るかもしれないのにね」
なんて言っていましたが、
もちろんそうはならず。
日本橋のはるか手前で、
石川が凄い脚で小野寺を瞬時に抜き去り、
駒大は勇躍ゴールへ飛び込んで、
大八木監督とともに13年ぶりの美酒を味わうことになったのでした。
それにしても、
凄いラストが待っていたもんです。
やっぱりスポーツは何でも、
諦めたらだめなんですね。
「勝負は下駄をはくまでわからない」
そんな使い古された言葉が、
ワタシの頭の中を駆け巡りました。
決して全員が『箱根制覇の走り』をしたわけではない駒大。
しかしながら、
決して諦めず前を向いて一歩一歩進んでいった先に、
栄光のゴールが待っていたのでした。
『栄光は本当に遠いところにあると思っていたが、一歩一歩進んでいったら、実はすぐ隣にあった!』
これは昔々その昔、
浜松商の磯部監督が選抜を制した時に発した言葉です。(うる覚えですが)
ワタシの気持ちの中にはず~ッと長く残り続けている言葉なんですが、
この言葉を駒大の大逆転を見て、
すぐに浮かんできました。
諦めない。
地道に進む。
なんだかまた正月早々、
大切なことをスポーツに教わりました。
駒大の皆さん、おめでとう!!!
久しぶりの美酒に酔ってください。
全日本、箱根の2冠。
まさに今季、
駅伝で一番強かったのは、あなた方です。
そして手にするはずだった栄冠がするりとその手から抜け落ちた創価大の皆さん、
捲土重来を期した来年の挑戦、
期待しています。
それにしても、
今年の箱根は予期せぬ出来事ばかりだったなあ。。。。
こんな大混戦の年、
これもまた面白いですね。
やっぱり箱根駅伝は、
ニッポンのお正月には、
欠かせませんなあ。。。
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