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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

花園の女神、桐蔭に微笑む。 高校サッカーはいよいよ準決勝に向かう。

2020年01月08日 | 複数競技 

全国高校ラグビー選手権は、
花園で決勝を迎えました。

試合前に雨が降り、
グラウンドコンディションはいま一つの中でしたが、
初めて決勝で勝利を目指す桐蔭学園と御所実が、
熱い戦いを繰り広げてくれました。

試合は前半が御所実、後半が桐蔭と、
まるで二つの試合が行われたかのように、
鮮やかなコントラストを描いて後半を支配した桐蔭が逆転勝利。
23-14で、はじめての単独優勝を飾りました。

前半やることなすことがうまくいかなかった桐蔭。
しかし前後半のブレークですべてがリセットできたように、
後半は見事に試合を支配しました。

終始押し切って、
御所実の堅い堅いディフェンスを次々にブレークして3トライ。
完勝といってもいい試合内容となりました。

桐蔭は本当に、
挑んでも挑んでも攻略できなかった決勝の壁を、
ついに破ることが出来ましたね。

この10年間でも実に5回目の決勝進出と、
まさに強豪の名をほしいままにしているチームですが、
この優勝は嬉しいでしょうね。

関東、いや、東日本のチームとしては、
本当に久しぶりに花園優勝です。
おめでとうございます。

日本代表の素晴らしい試合や、
トップリーグのレベルの高い試合の数々を見て育った高校生ラガーマンたちの試合っぷりも、
見ていて楽しかったですね。
彼らが大学ラグビーに行ってまた名前を聞き、姿が見られることを、
楽しみにしています。

さて、
高校ラグビーが終われば次は高校サッカー。

4強までやってきました。

準々決勝の4試合は以下の通り。

青森山田(青森) 3-2 昌平(埼玉)
帝京長岡(新潟) 1-0 仙台育英(宮城)
静岡学園(静岡) 4-0 徳島市立(徳島)
矢板中央(栃木) 2-0 四日市中央工(三重)

準決勝の組み合わせ

青森山田(青森) vs 帝京長岡(新潟)
静岡学園(静岡) vs 矢板中央(栃木)


青森山田は、
全く危なげのない勝ち上がりで次々と強豪を倒してここまで来ました。
連覇に不安はない状態ですね。

高円宮杯の決勝を見ましたが、
技術の高い相手に対して見事にチームとして対応する姿に、
「これは高体連のチームでは相手にならないだろうなあ」
と思っていましたがその通りの勝ち上がりっぷりですね。

それでもこの大会は、
守り切られるといきなりのPK戦が待っていますので、
勝ち上がっていくのに骨が折れる大会です。

しかも体に染みついた45分ハーフという時間軸を、
この大会の40分ハーフにアジャストするのはなかなか厳しいとも思うのですが、
それでも「実力圧倒的NO1」の青森山田に敵はいない気がします。
とにかく一人一人の技術の高さと寄せの速さは次元の違いさえも感じさせてくれます。

そんななかで、
準々決勝を戦った昌平は本当によくやりましたね。
前半終了時に0-3と点差をあけられましたから、
2回戦(6-0 米子北) 3回戦(4-1 富山第一)
のような試合になるのかなあと思っていたら、
後半果敢に攻めて1点差に追い上げたのは見事。
来年に期待を持たせる内容でした。

その青森山田に挑むのは帝京長岡。
跳ね返されていた準々決勝の壁を見事に破り、
はじめての4強進出を決めました。

攻撃力に目が行きがちですが、
守備力も高いチームでここまで無失点。

準決勝では、
青森山田の波状攻撃にどこまで耐えられるでしょうか。

静岡学園は久しぶりの「王国・静岡復権」に向けて視界は良好です。
90年代初頭までの、
「高校サッカーといえば静岡」
と言われていた頃の技術の高さを前面に押し出した強さを、
静岡学園は久しぶりに見せてくれています。

静岡学園といえば、
まず思い浮かぶのは井田監督。

独特のサッカー感で強豪の基礎を作った人で、
当時の「部活」全盛の鍛えに鍛えて・・・・というよりも、
現在に近い自由奔放な技術のサッカーを推進して強豪に育て上げた人というイメージがあります。

そしてワタシなどオールドファンで忘れられないのは、
高校サッカーが首都圏開催となった初年度(?)の決勝、
浦和南との高校サッカー史に残る5-4という激烈な打ち合いですね。

もう45年も前なのに、
何だか鮮やかに頭の中に残っている試合ですね。

静岡勢としては、
96年の静岡学園以来24年ぶりの栄冠を狙います。
ここの所Jリーグでも今一つ振るわない静岡のサッカー。
ここでいっちょ盛り上げてほしいですね。

対戦するのは矢板中央。
2年ぶりの4強まで駆け上がってきました。

この矢板中央、
不思議なチームですね。

今年度のプリンスリーグ関東では、
負けて負けて・・・・・と厳しい試合ばかり続けていて、
ワタシも「今年の矢板は今一つだなあ」と思っていたのですが、
今大会に入ってぐっと力を伸ばしてきました。

準決勝でさらなるアップセットを狙うためには、
前半での失点は絶対にしたくないところでしょう。
出来れば先制点が入れば、
これまでと同じようなサッカーができると思いますね。

大会のレベル的には、
青森山田以外はドングリの・・・という感じがしないでもありませんが、
一発勝負の選手権だけに、
何が起こるかはわかりません。

盛り上がる「最後の3試合」になってほしいところですね。

冬の高校スポーツも、
いよいよ煮詰まってきています。


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