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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

2020年もラグビーブームは継続するか?! 大学ラグビー・高校ラグビー決勝へ

2020年01月07日 | ラグビー

W杯での大躍進を機に、
ラグビーブームに火が付いた2019年のニッポン。

さて今年もそのブームは続くのか。
というか、
ブームという言葉で形容されるようではいけません。

しっかりと「人気スポーツ」として根付いて、
普通に日本代表、トップリーグ、学生ラグビーの話題が語られるようにならなければ、
2015年後の道を再びたどってしまいます。

年末年始は、
紅白歌合戦に始まり、
いろいろなバラエティなどでラグビー日本代表選手たちの姿を見ることが出来ました。

そして年末から年明けは、
恒例の大学ラグビー、高校ラグビーの激闘が行われています。

大学ラグビーは”聖地”秩父宮で1月2日に準決勝が開催。
対抗戦優勝の明治と2位の早稲田が決勝に進出し、
国立競技場のラグビーとしてのこけら落としになる11日の決勝は、
血沸き肉踊る「早明戦」という事になりました。

準決勝の戦いぶりを見ると、
明治は今季の戦いぶりそのままに、
FW戦で優位を保ちながら、
素早い攻撃で相手を蹂躙。
ライン攻撃では相手のギャップを見つけるのがすごくうまくて、
相手は数次の攻撃をしのいでも最後にはそのギャップを突かれて得点を与えてしまうという、
理詰めで相手をひれ伏させる素晴らしいラグビーになっていますね。

攻防の一体感は、
日本代表の試合を見ているようです。

準決勝でも東海大のFWを機能させず、
後半唯一ピンチといってもいい場面でも、
自陣5mの位置での7人スクラムをしのぎ切って反撃を許しませんでした。
得点は29-10、完勝といってもいい試合っぷりでした。

一方の早稲田。
相手は関西の雄・天理大でしたが、
8トライを挙げて52-14と圧倒。
驚くような強さでした。

12月の早明戦で見せた姿はそこにはなく、
チームを立て直してきたというよりも一段チームの力を上げてきたように見えましたね。
FW戦でしのぎ切れば、
明治に対してもかなり戦えるのではないかと思います。

決勝は国立競技場。

今年は国立での決勝という事で、
それが決まった瞬間から観戦に行こうと思っていましたが、
カードとしても最高のものになりました。
23季ぶりの日本選手権決勝での激突。

80年代から90年代にかけて繰り広げられた、
全国大学選手権での早明の激闘史に
新たな1ページを加えてほしいです。

それがまた、
日本ラグビー史に新たな歴史を刻むことになるでしょう。

時代は帝京の時代からまた早明のライバルが鎬を削る時代へ。。。。。


高校ラグビーは今日”聖地”花園で決勝戦が行われます。

決勝のカードは桐蔭学園vs御所実。
両校ともに決勝で桐蔭学園が5度(1分4敗)、御所実は3度(3敗)涙を呑んでおり、
はじめての優勝(桐蔭は両校優勝が1度)を目指しています。

ワタシが住む関東圏では、
高校ラグビーというのは、
ほとんど知られていないといってもいいように思います。
世間の話題になることはまずありません。

多分春高バレー、あるいはバスケのウィンターカップよりも、
その知名度は低いと思われます。

昔はそんなことはありませんでした。
「正月はやっぱり、高校サッカーと高校ラグビーだな!」
そんなことを語っていた時代が、
遠い昔にはここ関東でも確かにありました。

昭和の時代には、
東京では目黒、国学院久我山の両名門が全国の上位を争い、
その後の時代は神奈川の相模台工がいつも上位に顔を出していました。
平成の頭ごろには、
連覇を飾ったこともあります。(93,94年)

その頃までは地上波(と言ってもその頃は地上波しかありませんでしたが)の放送もあり、
正月の風物詩としてそれなりに人気を博していた記憶もあります。

しかしいつの頃からか中継が減りだして、
準決勝からしかやらなくなった・・・・・・・
決勝しかやらなくなった・・・・・
深夜の放送になった・・・・・
と段々フェードアウトしていって、
近年は深夜のダイジェスト放送しか見ることが出来なくなったという事になっていました。

もちろん関西のMBSで放送されているような高校野球でいうところの「熱闘甲子園」のような番組は、
関東では視聴できません。

という事でワタシも、
いつの頃からかラグビーは大学とトップリーグ、代表戦しか見なくなっていました。

あの伏見工業の初優勝時のように、
手に汗握って高校ラグビーを見るという事は、
特に90年代終わりごろからは、
ほとんどありませんでしたね。(まあ、生中継で見るということが出来ませんでしたから。。。。平日の昼間決勝というのが定番でしたし。)

高校野球や高校サッカーなどでは、
予選の決勝当たりはスタジアムで観戦なんてこともあるのですが、
ラグビーに関してはそんなこともなく、
観客で学校関係者以外の人は本当に少ないですよね。

しかし時代はラグビーという事で、
今大会は久しぶりに配信という形で、
全国高校ラグビーをかなりの試合楽しみました。

大会の前半戦はやはり大差の試合が多かったのですが、
準々決勝に入ったぐらいからは、
まさに手に汗握る攻防が繰り広げられていますね。

高校ラグビーは30分ハーフという事で、
普段40分ハーフしか見ることがない身には本当に短く感じられてしまうのですが、
その中にラグビーのエキスがたっぷりと詰まったという表現がぴったりの、
熱い試合が繰り広げられていますね。

今日の決勝は天候が雨ですから、
その中でどういった試合を展開するのかがカギになってくるでしょう。
お互いミスをしないことも重要なカギになりそうですね。


ということで、
今日高校選手権決勝、
11日大学選手権決勝、
そして12日がトップリーグ開幕となります。

怒涛の如くラグビーを見せて、
ワールドカップでその面白さにはまった新たなファンに、
さらなる奥深さを見せられるといいなあと思っています。

ラグビー日本代表選手が口々に言っている「本当の勝負はここから」を体現するような熱い試合っぷり、
期待しています。


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