嬉しいニュースが飛び込んできました。
台湾で行われていたU-18野球ワールドカップで、
日本代表が決勝で台湾を2-1で破り優勝。
悲願の世界一を成し遂げました。
3月のWBCに続いて、
世界のタイトルをゲットしました。
おめでとう 日本代表。
様々な世界の大会に紛れて、
ひっそりと行われていたU-18の野球ワールドカップ。
日本は大谷・藤浪を擁した時も、
松井・森を擁した時も、
佐々木朗希を擁した時も、
どうしても優勝することができずに、
悲願となっていました。
まあ、
それはそうです。
なにしろ高校野球の夏の甲子園決勝から10日ほどで始まってしまうので、
コンディションも整わなければ事前準備もできず、
バタバタと急ごしらえのチームで現地に乗り込んで試合をする・・・・・っていうことの繰り返しでしたからね。
その負担たるやもう・・・・ってずっと思っていました。
今でもその気持ちに変わりはありません。
「何のためにこの大会に出るの?疲れ切った高校球児たちを連れて」
って思っています。
しかし今年の大会は、
少し日本にとっては望ましいことが図らずも起こっていた・・・・・
ことも優勝の要因でしょうね。
それは、
監督の馬淵監督(明徳義塾監督)とヘッドコーチの岩井コーチ(花咲徳栄監督)が、
まさかの県予選敗退でしっかりとU-18に向き合う時間を作れたこと。
そして「大エース」の大阪桐蔭・前田も、
県予選決勝で敗れて甲子園出場が成らず、
このU-18ワールドカップに向けて、
モチベーション高く調整してくれたこと。
馬淵監督の推進するスモールベースボールのベースになる部分として、
絶対に欠かせなかった「投手力の安定」を、
前田が大きく担ってくれたというのが大きかったですね。
この日の決勝でも、
前田のピッチングが冴えわたっていました。
そして甲子園組からは東恩納投手も、
好調を維持しながら参加してくれました。
打線ではこちらも県大会決勝で涙をのみ、
このU-18で存在感を見せようと、
並々ならぬ決意で臨んでいた緒方がMVPの大活躍。
普通の年だと、
県大会で敗れて甲子園不出場組でU-18に選ばれた選手は、
何かモチベーションがあまり高くなく、
チームの中心ではない・・・・・という感じが見て取れたのですが、
今年は投打でモチベーションの高い不出場組が、
チームの中心となり引っ張っていってくれました。
そこに甲子園組がうまく絡んで、
さらにスモールベースボールという戦い方を当初から標榜していた指導陣が、
うまく戦ったという事でしょう。
馬淵監督という人。
名将と言われながら、
甲子園ではなかなか上位まで勝ち進ませることができないイメージを持っていましたが、
こういった形のある意味負けも計算しながらできる「リーグ戦」では、
無類の強さを発揮するんだなと思いました。
通常では考えられない「7回制」というレギュレーションにも、
しっかりと対応していました。
そしてオランダ、台湾と、
1次、2次リーグで1敗ずつを喫しながら、
しっかりと計算された戦い方をして、
乾坤一擲の戦いとなった決勝で、
しっかりと戦い戦力的に格上の台湾に対し、
得意のスモールベースボールで1点差逃げ切り。
「これしかない」
という戦い方でした。
見事という以外ありません。
やはり馬淵監督は日本高校野球界屈指の「智将」ですね。
しかしやっぱり、
この大会に出場する意義は、
まだまだ強くはワタシには見いだせていません。
でも、
ワタシがず~っと長く持っているプライド、
「日本の高校野球は最高だし、甲子園大会は世界最大のトーナメントだ」
というものについては、
この優勝はいたく満足させてくれるものでした。
いずれにしても、
選手たち、
本当にお疲れさまでした。
特に甲子園組の皆さん、
甲子園終わりに地元に帰るのもままならないぐらいの強行日程の中、
本当に素晴らしい戦いを見せてくれてありがとう。
日本の甲子園球児のプライド、
とくと見せてもらいました。
今度こそゆっくりと休んでください。
どの選手にも、
今後も素晴らしい野球人生が待っていますように。
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こっちの比重の方が大きかったように思います。
映像でなくてもドキドキしましたねえ。
勝つとしたらあいう展開以外なかったでしょうし、またそれをキッチリものにしました。
馬淵監督の「100回やって100回勝つことは無い。今日だけ勝て」いい言葉だなあ。
こんなん言われた日にゃあ、奮い立つでしょうなあ。
前田、緒方は甲子園を逃した悔しさを見事にこの大会にぶつけてくれました。
千鳥のノブ風に言うと「大大団円じゃあ」
いやあ良かった良かった。
それにしても丸田は持ってますねえ。
OBも存命していないであろう107年ぶりの日本一を手繰り寄せ(関東大震災よりも前!)
大谷、藤浪や松井、安楽、森友哉に清宮、中村奨、安田。
柿木、根尾、藤原、小園、吉田輝星や佐々木朗、奥川、西純也ら
キラ星の如く輝くスター軍団でさえ辿り着けなかった世界一にまでも輝くという偉業!
すごいね。
それに守備でプロに行けるんじゃないか思ってます。
顔もシュっとしてるし。
PS
ラグビー日本代表、まあここを落とすわけにはイカンでしょ。
しかし前半と後半の序盤は簡単にゲインを突破されるシーンが多かったように感じました。
大会前に見られた何でもないハンドリングミスは少なく、改善されたみたいですが(相手のプレッシャーが弱かったからか?)
まめちち様も指摘されていますがわたくしも点差ほどの差はなかったかなと。
松田の復調は良かったですね。終始安定してました。
あとレメキ。短い時間でしたが見せ場も作りました。スペースに余裕があれば必ず魅せてくれます。
何気に好きですねえ。
さあ、次はイングランド。
う~~ん・・・。相性はさほど悪くないイメージだったんですが、前回サッパリでしたね。
ハイボールの対処に集中です。こぼれ球の処理とか。
バスケのリバウンドです。
前回大会の前からさんざん言われてきましたね。ハイボールが弱点だと。
当然今回もそこを突いてきますよ。
それよりも一番の不安は放送の時間帯ですがな。
さあどうしよう・・・
やりましたねえ。
やっぱり「世界一」という言葉の響きは、いいもんですね。
何かとこの大会(大会自体より、参加することに)に納得できないものを感じていたワタシですが、勝てばやはり「やったあ!」ってなりますね。
それにしても前田のピッチングは見事。
さらに馬淵監督の、スモールベースボールを突き詰めた戦術は見事で、「これしかない」という戦い方で頂点を極めるなんざあ、見事としか言いようがありませんでした。
WBCはこれまでのスモールベースボールから、真っ向勝負で力の対決を制して世界一。そしてその弟分は、従来の日本の持ち味であるスモールベースボールを駆使して世界一。
おまけに言うと、敵地で開催された大学の日米大学対抗戦でも、日本はアメリカを破り優勝。
ホント今年は、日本野球にとって素晴らしい年となりました。
そしてこの素晴らしい年の締めくくりが、
タイガースの”あれ”で締めくくられるなんて、hanahanaさんにとって、何よりの結末ですね。
おめでとうございます。
さて、ラグビーW杯ですが、
日本のマスコミは「勝った、勝った」のオンパレードですが、ワタシはなんだかまだまだ。。。。。
今の状態では、とてもイングランドを撃破する・・・・なんて言いきれません。
しかし個々の選手については、「この選手を使えば・・・・・」と思う選手も多かったですね。
復調気配の松田選手はもとより、流選手の球出しや途中出場の堀江選手のインパクト、さらにワタシが期待するのは、途中出場でケガから復調のワーナー・ディアンズ選手。彼はやれますよ。インパクトプレーヤーとして、イングランド戦でも面白いと思います。
まあ、イングランド戦よりも重要なのは、サモア戦でありアルゼンチン戦であることは、言うまでもないのですが。。。。
何とか3勝1敗、行ってほしいなあ。。。
全力応援します。