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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

『花巻東対決』を見てワシも考えた

2014年04月13日 | プロ野球

昨日のプロ野球。

6試合が各地で行われ、
まさに『球春もたけなわ』となりました。

その中でも注目されたのは、
パ・リーグのテールエンド対決。
北海道日本ハムvs埼玉西武
です。

両チームともに開幕からイマイチの戦いを続けて下位に沈んでおりますが、
この日は一味違う≪派手な対決≫となりました。

この日の対決、
『花巻東対決』
と銘打たれた、
先輩後輩対決。

先輩は埼玉西武の菊池雄星。
09年の甲子園のヒーローにして、
ドラフトでは6球団が1位指名に競合した『スーパースター候補』。

メジャーリーグ挑戦を表明しながら、
日本球界を選んでの西武入りでした。


後輩は北海道日本ハムの大谷翔平。
こちらは甲子園では【ヒーロー】にはなり切れませんでしたが、
予選の段階で”日本最速”に近づく160キロをマーク。
そのポテンシャルに、
日本中の注目が集まりました。

こちらもメジャーリーグ挑戦を表明し日本のドラフトは”お断り”という感じでしたが、
日本ハムが敢然と指名。
交渉権を獲得するや、
『投打の二刀流』という、
日本プロ野球で初めての挑戦を行わせることを表明。
一躍【時の人】となった、
日本球界注目の選手です。


この両者が初めて先発として対決するこの日。
世間の注目を集め、
札幌ドームには27,000人のファンが集まりました。


奇しくもこの日は、
≪日本のエース≫として一世を風靡したダルビッシュが海の向こうのMLBで先発。
8回1安打無失点という、
見事な投球を見せてくれました。

そしてその2日前には、
こちらも≪日本のエース≫として今年海を渡った田中将大投手が、
2度目の先発としてマウンドに上がり、
なかなか見事な投球を見せてくれていました。


二人の『日本のエース』は、
菊池、大谷の前に甲子園を沸かせたドラ1投手。

彼らが歩んだ道が、
菊池、大谷両投手が『目指すべき道』なのでしょう。

そんな感じで両投手の対戦と、
その投球のクオリティを、
画面を通して見ていました。


結果はご承知の通り、
大谷が3-2と投げ勝ち(大谷は1失点)今季初勝利を挙げました。

簡単な感想を・・・・。


大谷投手は、
まだまだピッチャーとして未完成な感じがありましたが、
『まずまず順調に育っているのではないか。しかしながら、いつかはこの”二刀流”の挑戦は、終了させて投打どちらかで【超一流】を目指すべきなのではないか』
そんなことを思いました。

大谷クンの二刀流挑戦は、
ワタシは当初から『賛成派』で、
『今まで前例がないからこそ、挑戦してみるべき』
と思っていましたが、
昨日のピッチングを見ると、
『いつかはどちらかに・・・・』
という感想も、
初めて湧いてきました。

まあ、
いずれにしてもそのポテンシャルは、
錆びついてはいません。

どんどんグレードアップしていってくれることを、
願ってやみません。


さて、
一方の菊池投手。

甲子園での活躍や入団の経緯を見ると、
大谷くんよりもずっと世間の耳目を集めた存在でした。

しかし故障やらなんやら、
入団してからは投球以外のことで世間を騒がすことの方が多く、
正直西武ファンの目からすると【厳しい目を向けられる】存在となってしまっていたことも事実。

まあ、
西武は菊池入団の翌年にも早稲田の大石を6球団競合の末引き当て、
その大石が全く期待に応えられないという『2年連続の大落胆』を味あわされているので、
イライラも募っているのですがね。

正直に言いますと、
昨日のピッチングでは、
『ローテーション投手としてのポテンシャルも低い』
という感じですね。

プロ入り以来2度の大きな故障を経験しているので仕方ない面もありますが、
とにかく腕が振れない、躍動感がないため、
『速球の伸び、キレがない、そしてコントロールはほとんどアバウト』
という以上に、
高校時代あれだけキレキレだったスライダーは、
ほとんど切れることがない【ただの球】になってしまっていました。

昨日のピッチング内容では、
世間に注目されるようなピッチャーではないとしか言いようがありませんね。

しかも、
大谷クンとは対照的に、
マウンド上で気迫が出ることもなく、
『ただ投げている』
というような姿に見えました。

厳しい言い方をすると、
『失望』という言葉しか浮かばないマウンドでの姿でした。

『6球団競合の末に入団したドラ1左腕』
の面影は、
みじんも感じることが出来ませんでした。

いずれにしても、
ピッチング内容やメンタルにおいて、
すべてに【太い】ということを感じさせてくれませんでした。

今後のピッチングについては、
推移を見守っていくしかありませんが、
今後彼が大きく飛躍していくということ、
今のままでは難しいと判断するしかありませんね。

それにしても、
プロで期待通りに成長するというのは、
なんと難しいことなんでしょうか。

そういう意味では、
ダルビッシュや田中マーくんのような存在は、
やっぱり『突き抜けた凄さ』を持っているということなんでしょうね。

大谷クンの今後には、
大きな期待を持っています。

ぜひダルやマーくんの系譜を継ぐ存在になってほしいと思います。

菊池投手については、
『頑張ってくれ』としか言いようがありませんね。
西武ファンとしては。


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