熱くスポーツが盛り上がったこの3連休、
しかしその反対に、
訃報と引退発表も相次ぎ、
何とも寂しさを禁じ得ません。
まず驚いたのが、
元逆鉾の井筒親方の逝去です。
まだ58歳という若さ。
いくらお相撲さんの寿命は短いことが多いとは言っても、
なんだか寂しすぎるニュースです。
逆鉾といえば、
あの気っぷのいい相撲っぷりが思い出されます。
井筒3兄弟の次男。
3男は寺尾の錣山親方です。
逆鉾も寺尾も、
体格には恵まれなかったので横綱、大関までは駆け上がれませんでしたが、
大相撲になくてはならない力士で、
土俵に上がるたびに大歓声を受けていた力士でしたね。
今でいうと遠藤や炎鵬のように、
土俵上で「何かやってくれる」という期待感を持たせてくれる力士でした。
訃報に接して、
本当に残念でなりません。
あの北の湖親方も千代の富士の九重親方も、
魁傑の放駒親方、そして元貴の浪も、
好きだった力士はみんな、
若くして逝ってしまいました。
それだけ現役時代体を苛め抜いて、
胃腸を含めて体に無理をかけていたということなんでしょうが、
それでも『お相撲さん』はファンの心の中に、
いつまでも生き続けるのだと思います。
そして訃報といえば、
元阪神のバッキー投手も亡くなったそうです。
82歳ですから、
天寿を全うしたとも言えますが、
やはり寂しいものです。
元阪神のバッキーと元南海のスタンカ、
この両投手は凄かったというのは、
自分の父親、祖父の代の人達から散々聞かされていましたので、
強く心に残っています。
残念ながら一度もその雄姿を目にしたことはないのですが、
「音に聞こえた名プレイヤー」
ほど心をとらえて離さないものですから、
バッキーもワタシの中でそのイメージは膨らんで、
ものすごいピッチャーの一人に位置付けられています。
バッキーといえば何と言っても、
甲子園での巨人戦。
バッキーの投じた球が王さんへの連続のブラッシュボールとなり、王が珍しくマウンドに駆け寄ると巨人の荒川コーチがやってきてバッキーと大乱闘。
球場中が一触即発の殺伐とした雰囲気の中、
バッキーに代わってマウンドに登った権藤が今度は王の頭に当てて王はタンカに乗せられ退場。
場内が野球どころではない騒然とした雰囲気になる中、
静かにバッターボックスに入った「燃える男」長嶋茂雄が、
怒りの大ホームランをぶち込んだ。。。。。。。。。
そんな顛末だったと思います。
あの頃の甲子園での巨人阪神戦って、
このバッキー事件や、
江夏がノーヒットノーランをやって自らサヨナラホームランをぶち込んだ試合があったり、
はたまた優勝決定試合で阪神が大敗して巨人の選手をベンチから出られないように「準軟禁」してしまったり。。。。。
まさに「これぞ伝統の一戦」ということが、
いくつも起こっていたのですよね。
そんなバッキー投手も、
数年前のスタンカ投手に続いて、
ついに鬼籍に入ってしまいました。
最後まで阪神を、そして日本野球に思いをはせ、
日本にも訪れていたということが紹介されています。
日本の野球やほかのスポーツで頑張って名を残してくれた選手たち、
ワタシは大好きです。
全く知らない土地に来て頑張るその姿は、
本当に美しいものです。
予断ですが、
だからこそ「多国籍軍」といわれようがラグビーの日本代表は、
本当に涙が出るほど美しいチームだと思います。
そして引退も相次ぎましたね。
野球ではもとより今シーズン限りで引退を表明しているロッテの福浦や日ハムの田中などは、
彼らの最後の姿を見届けようと、
たくさんのファンが球場に足を運んで声援を送っています。
「まだまだ頑張る」と思っていながらも、
矢尽き刀折れ、
今シーズン限りで引退を決意した選手も沢山います。
ヤクルトは現在最下位に沈んでいるだけに、
その発表が他のチームよりも早いですね。
何度も手術から立ち直った不屈の投手・館山が引退を発表、
そして一時は4番を張った”働け山”畠山選手も引退を決意しました。
ある試合で畠山選手からボールを手に投げ入れてもらったことから、
ワタシはずっと彼を応援していました。
「ブレークしないで終わるんじゃ・・・・・」といわれたところから一念発起、
一流プレーヤーまで上り詰めた努力の人ですね。
ヤクルトでは寺原も引退を発表。
彼は持っているポテンシャルからしたら、
その半分も出せなかったプロ生活だと思います。
覚えているのは2001年の夏の甲子園。
剛速球を投げると噂の彼は、
「松坂さんの球速には負けない」
と豪語して甲子園入り。
2回戦の玉野光南戦、
三塁側のベンチの上で見ていました。
試合前のブルペンからもう、
恐ろしいほどうなりを上げた速球をキャッチャーミットに投げ込んで、
その大物ぶりを醸し出していました。
しかし彼にとっては、
「球速命」みたいな感じで、
ほかの投手と比べてマインドがとても幼く見えました。
松坂と比べてもそうだし、
後年のダルビッシュ、田中、藤波、そして今年の奥川らの投手は、
プロ入り後どんどん『プロとしての勝てる投球』というものに重きを置いていきましたが、
寺原はどこか青臭さが抜けず脱皮しきれない姿を長くファンに見せてしまいましたね。
あれだけのポテンシャルを持っていれば、
球界を代表する投手にもなれたのではないかと思うと、
残念という言葉が先に出てきてしまいます。
ストーブリーグの話題が出てくると、
「ああ、そろそろ今年のプロ野球も終わりだなあ」
という感慨に浸ってしまいますね。
しかし実際はまだまだ決戦の真っ最中。
パ・リーグの優勝争いやセパのCS争いはこれからが佳境。
明日をも知れぬ戦いです。
今日はいったん小休止。
どの選手も監督も、
いったんリセットして、
明日からの戦い、頑張ってください!!
そして亡くなった方々には、
心から哀悼の意を表します。
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